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「ちゃんとした暮らし」じゃなくて、「ラクな暮らし」を目指そう

結婚して1ヶ月半ほどが過ぎた。幸い喧嘩もなく、毎日楽しく暮らせている。

楽しく生活していく上で僕が大事だと思っているのは、なによりも「ちょっとしたストレス」が少ないことだ。同じお金を使うなら、瞬間的に楽しい消費より、ストレスが減ることに投資していきたい。

家選び

ストレスフリーな生活は家選びから始まる。イケてるポイントとイケてないポイントを列挙しよう。

まず大事なのはイケてないポイントの精査だ。

一度住み始めたら2年くらいは住むことになるし、入居前でも気づくような違和感は10倍になると思っておけばいい。ずっと小さなイライラを抱えて生活することになる。

僕が内見した中には床が冷たい物件とか、水回りが臭い物件とかがあった。床が冷たいやつは僕がリジェクトし、水回りが臭いのは2人ともNGだった。

次に、「労力を減らす」タイプの設備があることも大事だ。

たとえば宅配ボックス。宅配ボックスがあれば、宅配便が届くからと家にいなくてすむ。これは想像以上に大きなことで、Amazonで買い物することに抵抗感がなくなり、結果としてほとんど日用品の買い物に行かなくて済むようになる。

ちなみに僕も妻もAmazonのヘビーユーザーで、日用品は全てダンボールに入って届く。買い物に出るのは基本、食材だけだ。

掃除

掃除は結婚祝いで妻の友人から頂いたブラーバを愛用している。ブラーバはルンバの拭き掃除版で、家を出る前にクイックルワイパーのシートをセットしてスイッチを押しておけば、ピカピカになった家に帰宅できる。

床の上に物があるから使えない? カーペットがある? その時点で間違っている。いまの生活に機械を合わせるのではなく、よく出来た機械に自分を合わせた方が圧倒的に楽だ。僕はカーペットを捨て、床に物を置かないように心がけるようになった。

Amazonから届く大量のダンボールは、山善のハンディラップでまとめる。荷造り紐よりも圧倒的に取り回しが簡単で、くるくる巻いて適当に手でちぎればきっちり止まる。かなりストレスフリーなので是非使って欲しい。

洗濯

ドラム式洗濯機が最高。脱いだ服を片っ端から突っ込んで回せば、3時間後にほかほかの姿で現れるのは芸術的でさえある。今後、服を買うときはドラム式で乾燥までできるものを買うつもりだ。

睡眠

ベッドは当然広い方が良い。寝ている間に殴られた、というような事故がなくなる(そんなことがあったというわけではない。念の為。)うちの場合、僕が一人暮らしの時点で使っていたシングルベッドに新しくスモールベッドを買い足し、くっつけて使っている。

部屋が狭い場合、無印良品の脚付きマットレスが余計なスペースをとらないので良い。もし候補に入ってくるなら「ポケットコイル」と表記があるものを選ぶのが大切だ。

金銭管理

MoneyForwardに2人のすべての口座とカードと通販サイトを登録して管理している。カードと連携しておけば詳細が自動で取得されるので、ほとんど労力をかけずに家計簿をつけることができる。現金はいろいろ面倒なので極力使わない。早く日本で使用を禁止してほしいとすら思っている。

家計の管理を夫がやる家も、妻がやる家もあるとは思うが、うちは「どちらもやっていない」に近い。MoneyForwardのグラフを月末に眺め、出費が多いジャンルの出費を軽く精査し、翌月気をつけて生活するだけだ。

心持ち

具体的な例を出してきたが、ストレスフリーな生活を送っていく上でいちばん大事なのは、「ラクに暮らそう」と思うことだろう。「きちんとした暮らし」はたぶん、インスタやRoomClipの中にある。その中にしかないと言っても良い。

努力で「きちんとした暮らし」を実現するのではなく、家電やツール、サービスの力を借りて「ラクに暮らす」のはどうだろうか?

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