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背中に死神が纏ってる

入院する気がする。
そうと決まった訳じゃないけれどそんな気がする。というかしたい。
気持ちは沈んでるのに洗い物とかお風呂入れる行動力はあるから
『あ、これは死のうと思ったら死ねるやつだ』
と直感的に頭に響いてしまう。

主観的に違和感があるのであれば自ずと知りたくなるのは客観視だ。つまり周りへの聞き込みだ。
周りから見て現状の天野をB型の支援員さんに聞けば
『いつもの気分の落ち込みとは別ベクトルの不気味さや狂気を感じる』

『話の内容の重さと喋り方のテンションが一致していない』(この時はなんか今死んじゃいそう~みたいなこと言ってた気がする)

だから急遽B型のサビ管さんにも相談して一緒にかかりつけ行ってお医者さんにも相談してこれ以上活発的にならないように体が重くなるように薬増やしてもらった。
それなのに全然効いてない。
薬は増えたのにちょっと眠いなってくらいで希死念慮も変わらずほんのりある。なんなら若干ソワソワしてる。

衝動的に死にたくなるのは初めてじゃない。
昔から何度もあってどうにか自分で対処もできた。
夜中背中に死神がまとったみたいに辛くて呻き声上げて夜が明けるのをひたすら待つ日は何回か送った。
その時は妄想して、寝ることに集中して、ベットから動かない。そうすれば二、三日でこの苦しみから抜けられた。
けれど今回はそうじゃない。
1週間も続いてる。そろそろ2週間目に入りそうだ。ずっと、ずっと背中に死神が張り付いている。生気を少しずつ少しずつ抉り取りながらその日を来るのを待っている。
自分で出来る限りの策はした。
無理やり寝ることも妄想やプロットを練ることも気を紛らわせられるように尽くせる限りは全部した。
それでもダメだった。ずっと死神が離れない。

そうなれば最終手段、入院だ。

以前の記事にも記載したが天野は持病で双極性障害を患っている。
気分が高揚して活発的になる『躁状態』と
気分が落ち込んで閉塞的になる『鬱状態』
を定期的だったり不定期的に繰り返す病だ。
そしてこの病気は治らない。
そして厄介なことにこの病気は『混合状態』と呼ばれる時もある。
気持ちは高揚してるのに上手く体が動かない時と
気持ちは下がっているのに体は活発な時。
今の天野は自他ともに認める後者だ。
そしてこの時が1番自殺をしやすい。
ほら死神が微笑んでいるだろう。
今がその時だって。

でも私はまだ抗いたい。
何も成せていない。

この苦しみが高揚が悲しみが楽しさが延々と繰り返される。
自分の意思に反して自分自身に振り回される。
この生地獄に這いつくばって血反吐はいてそれでも描きたいものがある。
一瞬わからなくなった時もあったけど
それでも変わらずにある信念がここにある。
どれだけ泥臭くたって構わない。
せっかく掴めたチャンスなんだ。
すすれる所まで啜ってやる。
それにこんな私でも私の思いを可能性を信じてくれた人が居る。
こんな所で終わりたくない。
まだ、生きたい

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