マガジンのカバー画像

『スローフード宣言ーー食べることは生きること』公式マガジン

15
『スローフード宣言ーー食べることは生きること』(アリス・ウォータース著/小野寺愛訳)に関する記事
運営しているクリエイター

#ファストフード

これまでに取り上げていただいたメディアをご紹介しています。

/オンラインメディア ▶ 2023/2/16 @Forbes JAPAN ▶ 2023/2/3 @料理王国 ▶ 2022/12/5 @料理通信 ▶ 2022/12/3 @ビジネスインサイダー ▶ 2022/11/11 @文化通信社 ▶ 2022/11/1 @greenz /雑誌 ※特集記事及び書籍紹介 ▶ 専門料理2023年4月号 ▶ Discover Japan 2023年3月号 ▶ 料理王国 2023年2月号 ▶ 月刊クーヨン2023年1月号 ▶ 味

スローフードによる文明の転換を足元から進めていくためのガイドブック

立教大学特任教授 河口眞理子氏 アリス・ウォータースの『スローフード宣言』を読んでみて。 米国で最も予約の取れないレストランオーナーが書いたという発売前の白い本が送られてきた。レストランオーナーの本だからブログみたいな軽めの内容かと思って手に取り読み始めたところ、言葉は平易でありながらも、その一言一言が食文化についての論評であり、近代文明、工業化社会への深い洞察に基づく批判であり、自らが実践しているスローフードの提案によって文明の転換を足元から進めていくためのガイドブックで

アリスの不思議な旅 

京都先端科学大学教授 兼 一橋ビジネススクール客員教授 名和 高司 半年ぶりに、アリス・ウォータース著『スローフード宣言—食べることは生きること』を再読した。京都から東京に高速移動する新幹線の中のエアポケットのような時空間で、スローフード論を堪能するというのも、なんとも乙な味わいがある。と同時に、いくつもの新たな発見があった。 半年前に新著を読んだときには、ファーストフード文化(というより「文明」)からスローフード文化(言い換えると「自然との共生」)へと大きく舵を切りな

#文化の日 『スローフード宣言』

このごろ、食べることばかり考えている。 もともと食いしん坊なのもあるが、今長期的に挑んでいるプロジェクトのなかで、より多角的に食と向き合うようになった。 そんななか、縁あってとあるサンプル本をいただいた。 アリス・ウォータース著、小野寺愛訳、『スローフード宣言 食べることは生きること』だ。 島根県の離島にある「海士の風(あまのかぜ)」という小さな出版社から出されたこの本。著者の価値観に近い出版社と組みたいという思いからここに決まったそうで、なんだかその成り立ちを思うだけで