見出し画像

生きる知恵

冠省
こんにちは。アラカン marです。

相手の都合についてです。

先日、師匠と話していて、こんな話しになりました。
わたくしが、相手にプレゼントを渡したいとします。
相手の好みやセンスや、いろんなことを考えながら時間をかけて選んだプレゼントです。喜んでもらえたらいいな、大事に使ってくれるかな、もしかしたら気に入ってもらえないかもな、あー!迷うぅ~💦
休日わざわざ街まで出掛けて選んだプレゼントです。

そのプレゼントを渡す日が来ました。
わたくしはプレゼントを、相手に渡します。

相手は受け取った瞬間、そのプレゼントをごみ箱に投げ捨てました。

えええぇっ!?さて?これはどういうことなんでしょう??

まぁ、まずは、ビックリですよね。
そんなこと、ふつうは経験しません。
相手も、ふつうは嘘でもにこやかに受け取ってくれてお礼を言ってくれて喜んでくれる、もンですよね?
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑はい。これは妄想です!

目が点ですよね?師匠がおっしゃるには。                           太字で書いた「ふつうは・・」とか「〇〇してくれるもン」というのはわたくしの脳内で勝手に考えたことで現実におきたことではありません。     プレゼントを相手に渡した時点で所有権は相手にあります。ですから相手がどういう態度に出たとしても、それが現実なのです。これは相手の問題。

現実はプレゼントを渡した瞬間捨てられてしまったわたくしですが・・

嫌いなものだったのかな?でも箱も空けてないから中身わかんないのにな?なにか相手が怒るようなことしちゃったかな?←自分に否があったのかも?と考える。                                    あれ?なんでなんでなんで?なんでそんなひどいことするの?と相手を責める。理由を知りたくて猛烈に質問する。人としてどうなの?とか言い出す。←攻撃に転ずる                           とにかく渡したいという気持ちを表したんだから自分としてはある意味達成。捨てられちゃったな、残念。とさっさと見切りをつける。←誰も責めない。そこから先どう思うかはわたくしの問題。

これ、ありがちなんですよ、実は。                            ・最近彼が冷たい→これは事実かもしれないがよくわからない。それなのに「誰かほかに好きな人でもできたんじゃないかな」「私、嫌われるようなことしたかなあ?」「どこを直せばいいんだろう」「そういえば最近、会社の人と飲みに行くとか多いけど、嘘ついてるんじゃない?」←これはすべて彼女の勝手な妄想なんですがどんどん膨らんでいきます。「最近彼が冷たい」かどうかすら彼女の勝手な思い込みなのかもしれないのに気づけば浮気を疑っていることになります。素直に聞いてみて彼の答えを信じられるなら其れで善し。しかしなんか腑に落ちないな、と感じる場合、原因は自分の中にもあるのです。自分には自信がないとか、言い出すわけです。彼に似合うようになるためにもっと頑張る!とか。そういうことをしてしまうあなたは、もはやあなたではありません。                     中には「彼ってかっこいいからモテるから」とか根拠のないことで自分を傷つけていきます。だいたい、あなたにとってはかっこいい彼氏でも、周りから見るとそれほどでもない場合が多いにもかかわらず、です。      

常に常に、現実で生きると楽なんだよね、と師匠は言います。

コミュニケーションというのは、なんでもかんでも相手に対してむき出しの言葉を投げつけて自分の言い分だけを言うのとは違います。が、相手に気に入られるように自分を押し殺して相手さえ気持ちよくすれば良いことを言うのとも違います。

自分が感じてることを伝える→相手の返事を聞く ここからはじまる会話のキャッチボールをコミュニケーションと呼びますが、受け取り方によっては思っていることが100%そのまま伝わらないこともあります。     そんなつもりで言ったんじゃないのに・・って言うこと。ありますよね。                 そうしたら軌道修正をします。そうかそうか、あなたは〇〇っていう意味でいったのね?と確認する。そうやって修正して修正して互いの言いたいことをなるべく真実と現実に近づけて距離を縮めていく。それができれば喧嘩や戦争は起きなくなるかもしれませんね。

だけど、型にはまった挨拶しちゃった方が無難だし楽だし。                           失敗するくらいなら相手に合わせちゃえば楽だし。                   面倒くさそうな人とはしゃべらなければいいし。                       相手が嫌いでも物はもらっといて損はないし。                それを選択するのもあなたの都合です。

自分は自分の都合で生きるのだから、相手が相手の都合で生きるのもよしとする。自分は非難されたくないのだから相手のやることもいちいち非難しない。ずいぶんバラバラで勝手なように感じますか?でもこれは生きる知恵なのです。

最近メンタル不調を訴える人が多いようですが、先日読んだ記事を紹介します。(精神科医師の黒崎成男医師による著)               

精神健康の基準                                     ・嫌なことは後回しにする能力を高める                          ・出来たらやめておきたいと思う能力を高める                                  ・一人で居られる能力、または二人で居られる能力を高める                      ・嘘をつく能力を高める                            ・いい加減で手を打つ能力を高める                                       ・しなければならないという気持ちに対抗できる能力を高める                     ・精神を無理に統一しない能力を高める

現代はなんだかいろんなことがものすごく早く流れて行ってしまいます。       相手の都合ばかりに気持ちを取られていると本当の自分の気持ちを見失ってしまいがちですね、相手に合わせればうまくいくという妄想の罠にはまってしまうから。罠にはまったままどんぶらこ~どんぶらこ~と猛スピードで流されてしまうと、嫌なことでも頑張ったりやめておきたいのにやめなかったり誰かといるのも一人で居るのも疲れちゃったり嘘もつけなくなって言われるがままになってしまったりきっちりやらないと気がすまなくなってさらに自分を追い詰めたりこうしなきゃアーしなきゃで別人の自分が鏡に映っていたりそれを悟られないように無理して集中を高めちゃったりして・・ある日突然崩壊してしまうのです。 そんなことやめようね。

渡した瞬間捨てられてしまったプレゼント・・くれぐれも拾わないように。所有権は相手にあるからね。 フンっっ!             不一                 


             


街のお母さん食堂を作りたい!シングルマザー専用のアパートを運営したい!障がい者雇用を産み出したい!人生100年!社会とのコミュニケーションがないと人生つまらない!夢は壮大です。生きづらい世の中ではあるけれどもまだまだ捨てたもんじゃない!小さくても1歩目がなくちゃ未来は始まらない!