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airpodsproを補聴器として使ってみませんか?

こんにちは。年末で久しぶりに懐かしい方と会う機会も多いと思います。その際にもし周りに聴こえづらい方がいて、あなたが airpodsproをお持ちならぜひ試していただきたいと思い、まとめてみました。

以前もご紹介させていただきましたが、airpodsproを補聴器の代替として使うことが可能です。
⚠airpodspro以外にも同様なことが可能なヘッドホンがあります。

  • 軽度から中度までに対応しています

  • 予めiPhoneアプリで聴覚テストすることで、オージオグラム(その人の聴こえをグラフ化したデータ)を自動的に取り込むことができ、ある程度その方にあったチューニングが可能です

  • 高周波数を増幅させることで出る歪がある程度抑制され聴こえやすいという評価があります

  • iPhoneで音量や聴こえを調整可能です

使うための準備はとても簡単です。

  1. iPhoneに聴力検査アプリを入れて、聴力検査を行います。聴力検査は実際に補聴器として使いたいairpodsproを使用して行います。ここではMimi HearingTestと言うアプリをご紹介します。 https://wanibooks-newscrunch.com/articles/-/922

  2. 上記の測定結果は、iPhoneアプリのヘルスケアに保存されます。

  3. iPhoneの設定から、airpodsproを「外部音取り込みモード」および「会話を強調」に設定します。https://support.apple.com/ja-jp/HT211218

補聴器購入を検討する前に試してみる価値はあると思います。(長時間バッテリーが持たないという難点はあります)

【関連記事】
これも以前ご紹介させていただいた内容となりますが、アメリカでは軽度中度難聴者に対して薬局などの店頭で医師の処方なしに補聴器を販売する(OTC化提案:日本では既に認可されています)、重度難聴者にはメディケア(公的保険)でカバーすると言う動きが出てきます。今のところ、airpodsproなどは集音器(PSAP)の扱いですが、これについてもFDAは規制要件に関するガイダンスを作成し、オージオグラムをインポートする機能を持つので補聴器として分類し規制する方向のようです。

アメリカがそうしているから良いと言うわけではありませんが、現実的でダイナミックな難聴対策だと思っています。

【追加記事】
airpodsproの音響特性について、オーストラリアのシドニーにある National Acoustic Laboratories(NAL) によるレポートです。

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