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にゃー助に寄り添う

一緒に生まれてきたみゃーこがお空に旅立って、
その日の夕方から
にゃー助は鳴き声が出なくなりました。

ミルクを飲む量もすごく少ない。
体重も減少傾向に入る。

獣医さんに言われたとおり、
とにかく少量を、頻回に飲ませるようにした。

30分から1時間ごとのミルク。
1回で飲める量は、多くて2mlのみ。

おしっこが出てきそうになると、
猫のおうちから出てきて、
ミルクが終わると猫のおうちに戻って寝てたのが、
夕方からは何度おうちに戻しても
私の腕にもたれられるまで外に出てくるようになりました。

私の腕を少し舐めながら足踏みする。
私の腕からおっぱいがでればいいのに。

お医者さんには必要以上は触らないようにって言われたけど、
私はその日から、手の平でにゃー助を包み込みながら寝ることにしました。

お医者さんには楽しく過ごしてあげてって言われたけど、
涙がでちゃいます。

鳴き声も小さくなって、飲む量も減ってきて・・・

にゃー助とみゃーこをみるために、
限界ぎりぎりまで起きてるくうちゃん。

「僕がミルクの時間になったら起こすから、
 少し寝なよ。僕ゲームしてればいつまででも起きてられるから。」

そういって私は寝かせてもらって、夜間のミルクに備えることができた。
くうちゃんのことを頼もしく感じた瞬間。

くうちゃんはにゃー助のおしり刺激担当。
おしっこを出すことが初めてできたとき、
「僕にもできた!!」ってすごく喜んでた。
元々汚れるの大嫌いで、おしっこが手についた!!
って困りながらも、抱っこしてるにゃー助は離さず、
おしっこが出終わるまでがんばってる。
成長したなあ。

私はにゃー助から、
育て方のマニュアルを見るのではなくて、
にゃー助をみることを教わった。

これはくうちゃんと一緒にいながらも感じたこと。
育児書や子育ての本を読んでもそこには正解はない。
くうちゃんのことは、くうちゃんをみることでしかわからない。

看護師で働いていた時も感じていたこと。
症状でなく、人をみる。

そして、いつのまにか、
元気に笑ってそばにいてくれることが
当たり前になっていて、
生きていることに感謝を忘れている自分。

子供たちが笑って生きていてくれることがことが、
当たり前のことじゃなくて、
本当にありがたいことだったんだと感じさせられた。

子供たちも、私も、
死ということ、生きるということ、
小さな命から、大きなことを学ばせてもらっています。

十分頑張ってるにゃー助に、私は寄り添ってあげたいです。







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