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#49. 昇華して消化された期待

こんばんは🌙

最近朝風呂の習慣をやめてギリギリまで寝る生活が続いている。
理由は単純、風呂に入ってさっぱりした状態で寝たいのと、朝風呂に入っても間に合う分水嶺を見極めてアラームをかけてずっとバタバタしていたからである。

ちなみにギリギリまで寝るせいで毎朝ご飯を出勤の車の中で食べざるを得ない。
今朝の朝食はなぜか塩胡椒を振りまいたウインナーであった。
車で食べれるようにラップに包んだが、まさかラップもウインナーを包むとは思っていないだろう。
ホイップがたくさん乗ったコーヒーをウィンナーコーヒーと知るまで本気でソーセージが浮かんだコーヒーが出てくると思っていたことを思い出しながらいつもより短い出勤のドライブが始まる。

職場が変わったおかげで家を出る時間が少し遅くなったのがありがたい。
なおそれをわかった上でギリギリに起きているので相変わらず遅刻すれすれを攻めている。
元々から時間にルーズなんだ、寝坊ではないので許してほしい。

ウインナーを2本頬張りながら、似た双子のことを二卵性双生児と言う事実を思い出してついそのワードを発してみた。
何やってるんだろうなって思ってはいるんだよ。

昨日アプリで話すようになった人とご飯を食べることになった。
アプリで会うのは初めてでほんの少しだけ変な緊張感があった。

予定より30分の遅刻とわかったが、どうせ帰ってもご飯はないわけでまぁいいかの惰性で待つことにした。
ちなみに待つ間に昨日投稿した作品を考えていた。
ある女性を待ちながら違う女性の話を書く、その間もまた別の女性のことを考えていた。
何が正しくて何が不誠実なんだろうか。

いざ対面してみるとアプリ上のやり取りとギャップを感じた。
職場で気を配ることには慣れていたが初対面はまた話が違う。
恋愛が絡むあの特有のえも言われぬ雰囲気はなんとなく苦手意識を感じた。
気を遣って気を遣われてお互いに気が付いていたはずなのに気がなかった。

遅れたのでここは私が払いますと頑なにご飯代払わせてくれなかった。
きっとそうであれば次はお願いしますねとか次は払いますって言葉がどちらからともなく出てきたんじゃないかと思う。
自分の中にあった淡い期待はいつのまにか自分によって振り払われたのだ。

さすがに申し訳ないのでと最寄りのコンビニで帰り道用のドリンクを奢ることにした。
お別れと解れと心置きなく。

お礼のメッセージを送るだけ送ってその返事は1日空けてようやく返した。
期待以下の現実に恋愛への気力がさらに減ってしまったようだ。
気体の密度はあまりにも小さく、個体差があるようだ。

強い比較対象がいて、いつまでも離れられない逃れられない。

こんなことじゃあ出会わなきゃよかったな
ラブコメみたいな2人を
間違えて運命の何かが繋いで
恋していたような甘さだが

そんなbitterな話 / Vaundy

その日の夜はいつもカルボナーラしか食べない私が珍しく醤油パスタを頼んでみた。
少し濃い味付けにひどく喉が渇いた。
心はもっと乾いていた。
傘を忘れて小雨に打たれた夜だった。
雨のせいで洋服が水玉模様になったままだ。
感想聞かしておくれ。

良い夜を🌙