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90%の苦味

チョコレートが好きでよく買います。基本的には苦みの強いものが好きですが甘いものも好きです。

普段はチョコレート効果の72%のものをよく食べていますが、昨日「マダムたちのルームシェア」という漫画にて、カカオ100%なる、もはやカカオでは?というようなチョコレートが登場しており、登場人物のマダムたちが新しい世界の幕開けとその苦味に悶絶するシーンがありました。

昔、体に良いとしてハイカカオチョコレートが登場したばかりの時は、72%でさえなんだかわけのわからない、未知数の食べ物として取り上げられていて、99%なんていうチョコレートはもはや罰ゲームやネタ枠として扱われていました。

私も当時99%のチョコレートを食べたことがありネット上で仲良くなった方の表現を借りるのであれば「どれだけ食べても泥食ってるような味」だったと思います。

口に入れた瞬間広がる苦味と、日本のチョコレートとは違った大きさに、これからどうしようかという戸惑いと葛藤のようなものまで産まれてしまい、二度と買えそうにないという、怒りとかそういったものとは別の感情がありました。

ただ、今回はなんだかリベンジしたいな、と思ってたまたま駅前に行く用事があり、ついでのように探してみたのでした。

フランス製の鶏が特徴のチョコレート

マックスこれしかなかった。
でもチョコレート効果84%(だったかな?)でもまあまあな苦味が感じられますので、90%でも問題ないでしょう。
コーヒーを用意しいざ実食。

あれ、美味しい。

これだけカカオ成分が入っているので、苦味の方が強いのですが、すっきりとした後味でくどさもなく後からほんのりとした甘味を感じられます。まさかの高評価に自分でも驚きですし、2かけ用意したのですがもっと食べたい。もちろんカカオ成分が強いので滑らかなくちどけ、みたいなのは感じられないのですが、深い味わいがクセになります。


結局、もう1かけおかわりして3かけ食べて満足。なんというか充足感が凄い。まさかこんなに美味しかったとは。これは私の味覚の成長(というか老化現象)なのか、それとも本当に美味しいからこそなのかちょっと不明ですが、贅沢なコーヒーのお供としてこれから時々登場しそうです。


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