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えっ?そんなに低いの? 健康な女性の妊娠する確率は約〇〇%!?

妊活や不妊治療を始めたけど、

「今月もまたダメだったか…」
「もう3か月も連続で陽性反応が出ない…」
「私なんて半年以上頑張っているのに全然ダメ!」

と悩んでいませんか?

早く赤ちゃんを授かりたいという気持ちはわかりますが、それは、まだ悩むことでないのかもしれません。

こんなことを言うと怒られてしまうかもしれませんが、それはごく当たり前のことなのです。

「はぁ?」
「こっちの気持ちも知らないで、そんなこと言うな!」

とお怒りになる気持ちを静めて、冷静にこの後も読んでみてください。


●もし、妊娠しずらいのがあなたのせいではなくて人間の摂理だとしたらどうしますか?

実はヒトという生き物は哺乳類の中でも妊娠率がすごく低い生き物なのです。

たとえ健康な女性がドンピシャで性交渉が成立したとしても妊娠できる確率はたったの20%程しかありません。

ネズミや猫が1回の性交渉でほぼ100%妊娠すると言うのは知っているかもしれませんが、ウサギで90%、人間に近い猿科のマントヒヒは80%、チンパンジーは70%程と言われれるので人間の妊娠率がものすごく低いのが分かりますね。

さらに、これから紹介するのは海外のデータですが、これを見てみると年代による妊娠率も分かります。

●月経1周期当たりの妊娠率

25歳 25~30%
30歳 25~30%
35歳 18%
40歳 5%
45歳 1%

(M.Sara Rosenthal.The Fertility Sourcebook.Third Editionより)

このデータはパートナーの男性の年齢は考慮していませんので、女性の確率のみを示しています。

なので、男性が35歳以上のカップルはもう少し確率は下がるでしょう。

また、このデータは1周期の間にどれくらい性交渉を行ったという記載がありませんでしたが海外に比べると性交渉の回数が少ない日本人はこのデータの確率よりも低くなると思われます。

さらに、タイミングが毎月ばっちりとは限りませんし、毎月、卵子が卵管に到達しているとも限りません。

このようなことを考えながらデータを見てみると、半年程頑張っていても妊娠に至らないのはごく自然のことなのです。

ですので、妊活や不妊治療を始めたばかりの方は自分の卵子の力を信じて、毎月、うまくタイミングを合わせることを考えましょう。

それと同時に、卵子の質を良くするために食生活の見直しや軽い運動をして血の巡りを良くしてあげることも大事です。

そして酷な話になりますが、やはり年齢が上がるにつれて月経1周期の妊娠率はかなり低くなっていきます。

35歳が目安と言われていますが、それよりも早く不妊治療専門の病院や僕のような妊活のサポートをしている治療院に相談に行くなどの行動を起こす勇気も必要です。

妊活や不妊治療の基本は自分の生活習慣を見直して“身体の機能がスムーズに働く”ようにすることです。

身体の細胞が入れ替わるには3か月と言われていますが、卵子は150日かけて作られます。

万が一、体外受精にステップアップした時に良い卵子が採れるように、タイミング療法の時から先を見据えた行動をしていきましょう。

●この記事のまとめ

人間の1周期の妊娠率は約20%ほどしかない
半年頑張っているけど妊娠しないは、ごく自然なこと
年齢が高くなると妊娠率は下がっていく
年齢が高めで妊活を始めた方は早めに専門病院等に相談しましょう

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