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「独立して漫画家を目指す事になる」

…前回の記事から、かなり間が開いてしまいました。スミマセン(;'∀')

確定申告やら、上の子が春休みに突入したやら、下の子が急に熱をだしたやら、それが自分に伝染ってふらふらになるやら、しばらくドタバタしてました(;^ω^)(熱はコロナでもインフルでもなかったので、それでもマシでしたが…。コロナはともかく、インフルですら、五日間自宅隔離になっちゃうので(汗)

そして、前回、前々回と、横道に逸れてしまって、それも反省しております(-_-;)なかなかフラットな心で淡々と続けて行く事って難しいですね…。

では改めて、自分の漫画道の続きを書いていこうと思います。





仕えていた先生の長期連載が終わってしまい、今後の自分の身の振り方を考える事になった時、既にアラサーでして、一般企業に就職は結構難しい事になっておりました。

それに、長年チーフアシで、一応人を使う仕事の真似事はしておりましたので、それなりに自信なんかもあり、頑張れば漫画家になれるんじゃね?などと、うぬぼれてもいました。

そこで、一応投稿作を、結構な期間かけて完成させて、とある大手一流出版社様に持ち込んでみたのですが、これがもう大変コテンパンでございまして、細々とは伸びていた鼻っ柱を、見事なまでに木っ端みじんに打ち砕かれました。

「よくあるネタで見る所が無い。」
「絵が固い。魅力的でない。」
「ていうか、なんでウチ?来るところ間違ってね?」
「近くにこういう漫画載せてくれそうな出版社あるから、そっち持ってったら?」
「それでもどうしてもっていうなら、一応、賞に応募くらいはさせてやるから、置いてってもいいがどうする?まぁほぼ無理だと思うけど。」


…こんな感じでした。凄いですよね大手出版社様。ほぼ会話もこの通りでしたよ(;^ω^)今から思い出しても冷や汗ものです。トラウマの一つかもしれません(笑)

それまで小さい出版社さんの、優しい編集さんしか知らなかった自分は、完全に甘やかされていた事がわかりました。

でも実は、この時の大手出版の編集さんは、結構優しかったんだとその後わかったりもしました。言われた通り、紹介された出版社さんに持ち込んだ所、入賞はしなかったものの、準佳作的な賞は頂けたので、見立ては確かだったと思います。言い方がきついだけで、率直な意見をストレートに述べてくれたんだと、今は感謝しています。優しく本音を言わないでくれたとて、所詮は実力社会なので、早く真実に気が付いた方が良いのでしょう。

(その後、その原稿を一応、大手出版社さんの賞にも投稿してみたんですが、見事に箸にも棒にも引っかかりませんでした。(;^ω^)


さて、勢い込んで描き上げた、最初の投稿作が、あまり芳しくない結果に終わりまして、どうしたものかと悩みました。準佳作的な賞を頂いた出版社の編集さんには、一応担当として付いてあげても良いと言っては頂いたんですが、その時言われたのが、「ウチはホラー作品中心の雑誌なので、これからもずっとその傾向の作品を描き続けていきたいなら良いのですが、もしそうでないのなら、少しお考えになった方が良いかもしれません。」との事でした。

そう、何を考えたのか、最初に描いた投稿作は、SFホラー的な作品だったのでした。本当に今から思うと、戦略もなにも考えずに、出たところ勝負で漫画を描いていたと思います…。

結局そちらの出版社さんには、その後作品を持ち込みませんでした。良く良く考えてみると、ホラー漫画をこれからも描いていくつもりはなかったので、もしデビューできても続かないと思ったのでした。

そこで、色々悩んだ結果、やはり自分が好きで面白い漫画が、たくさん載っている雑誌に投稿するのが良いのだろうと、結局最初に持ち込んだ大手出版社さんに、再度アプローチする事にしたのでした。

しかし、現時点での自分の漫画力が、その雑誌に載るためには著しく足りていない事が理解出来ていたため、別のアプローチを取ってみる事にしました。

その雑誌で、人気作品を連載中の漫画家さんが、丁度アシスタントを募集していたので、そちらに応募してみる事にしたのです。

アシスタントならずっとやってきたので、多分何とかなるんじゃないかと思いましたし、地方在住だったので、中々ネームを持ち込む機会が無かったため、とりあえず採用されたら、アシに行くついでに、少なくとも作品のネームくらいは見てもらえるのではないかと思ったのでした。

そして、緊張しながらも応募してみたところ、今度はあっさり採用が決まって、とりあえずすぐ来て。みたいな流れになりました。投稿作をあっちに持って行ったり、こっちに持って行ったり、投稿したりして、ごたごたしていたのが、嘘のようにスルスルと物事が決まっていきました。

…そして、再度あの恐ろしい大手一流出版社さんの、編集部ビルに向かう事になりました。

今度の編集さんは、前と違う人で、もっと偉い人でした。そして、とっても優しくて、ある意味ゆるゆるな感じでした。

めちゃくちゃ緊張していた自分は、ほっとしたのですが、先生のお仕事場に向かう際、やや心配な事を言われました。「先生はアシさんが次々やめちゃって困ってるから、なるべく長い間頑張ってね(^▽^) 投稿作のネームは見てあげるからね♪」

「そ、そんなにおっかない先生なのかな…大丈夫かな…でも多分多少は大袈裟に言ってるんだよね…。」などと、がぜん不安になってくるうちに、先生のお仕事場に着きました。そこは、都内にも関わらず、でっかい二世帯住宅の片側部分を丸ごと一件借り切った、すごいお仕事場でした。さすが一流出版社で連載されている漫画家さんだと思って、びびりまくりました。

編集さんが差し入れをもって「こんにちはー」と挨拶しながら入っていくと、なんというか、とても雰囲気のある先生が、奥の方から「…おう」みたいな感じで出て来られました。一目見て思ったのは、「大日本帝国軍人が休みの日に普段着でくつろいでいた所。」でした。

びびりまくりながら挨拶したのですが、あまり細かい事は覚えていません。はっきり言っておっかなかったです。これは思った以上に厳しい事になりそうだと、うすぼんやり思ったのですが、とりあえず、あまり細かい説明とかは無く、すぐに仕事を始める事になりました。自分を連れてきた編集さんは、差し入れを置くと、さーっと帰って行かれました。

そして、自分と、先生と二人だけで、仕事を始める事になりました。。。




今回はここまでです。この後の展開は、なんというか…。大体予想がつくとは思うのですが…(;^ω^) 気になる方は、良ければまた見てもらえると嬉しいです♪ 次こそ、もう少し早めに更新できるよう頑張りたいと思います!

ではでは、花粉も真っ只中ですが、桜も咲き始めて、今年はコロナもまぁいいか?みたいな感じなので、久しぶりに外出して、お花見しようという方も多いのではないでしょうか?皆様が良い春を迎えられますように(^▽^)

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