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ファイヤーキングベイキングディッシュ

どうも、にわか感満載のミルクグラスコレクター大柴あまねです。
本日ゲトしたお皿をご紹介~~🎵

トップ写真のこちら、
【メーカー】ANCHOR HOCKING'S(アンカーホッキング社)
【ブランド】Fire-King(ファイヤーキング)
【種類】1 1/2 QT ベーキングディッシュ
無地のタイプです。

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なななんと、この美しさ!
真ん中に販売用のシールが貼ってある、ということは、
完全なミント(未使用傷なし)です!!
嬉しい!
透き通るような美しきそなたの肌よ!(もののけ姫感)

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側面がね、こういう風に波打っているんすよ。
リブドボトム(波打つ足元)のタイプですね。
このリブ具合、実は個性があって、よくよく見ると波の2本が1本に融合していたり、ヨレがあったり、どっかかしらにミスがあることが多いのです。
さすが工場大量生産時代。
その中でもこちらは比較的ミスのないものでした。
そしてこのリブ部分にもスレ傷がない!
よかよか!

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ミントなので裏側にも焼き後などはないですね。(写真のセンスのなさはお許しください限界です)
棚に置かれている期間が長いと、裏面や角が黒ずんでくるのですが、おそらく箱に入っていたものかな。
このお皿の生い立ちはバイヤー様にお聞きしましたので、のちほど書きますね。

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刻印はこちら~
内容は
1441
ANCHOR HOCKING
(アンカーマーク)
FIRE-KING
OVEN-PROOF
MADE IN U.S.A.

これらがまぁるくスタンプされています。
ここにも傷がないってのがいいねえ⭐大事にされてたのね~

文字がまぁるく配置されたスタンプは1960年代以降の特徴ですが、こいつは『OVEN-PROOF』の文字がありますので、60年代中期から70年代中期あたりのものだと分かります。

さて、このお皿の生い立ちなんですが、
アメリカ某所(広すぎ)の教会のバザーで手に入れたものだそうです。
そこでお祈りをして、そのあと食事をしながら参加者さんからの寄付でバザーが行われるのだそうですが、バイヤーさまは
「うおおおぉぉぉ!どう見てもあれミントやん!!!ミントのベーキング出てるやん!!!まじか!!!MZK!!!」
と心の中で叫び倒し、
表情はお祈り中の敬虔な感じを装い、心の中はその後のバザーしか考えていなかったそう。
おお神よ。

まあ、これ見ちゃったら私も気が逸れますわ。\ワカルー/
バザーに持ってきたのは、おばあちゃまだったそうで。
彼女はもう使うことのないこのお皿を教会のために寄付したのだそう。

どうしてバザーにこんなきれいなお皿を?
とバイヤーさまが尋ねたところ、
「こんな重い皿持てるかい!」
とのことで・・・おお神よ。。。

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つうわけで量ってご覧にいれましょう。
そうです。ミルクグラスは重いのです!!
1キロ越えですね・・・
1キロといえば生後4か月のチワワとか、業務用スパゲッティとか、焼き芋3本くらいでしょうか。。。
あれ、重くない表現だな。
いやいや1キロ袋の米以上だよ、うん重そう!

実はね、ファイヤーキングを手放すアメリカのおばあちゃんって、
「こんなんもう持てん!!(#^ω^)」
「腱鞘炎なったわ!!(# ゚Д゚)」
が主な理由なんだそうです。
確かに、ここに食材入れるんだよね?
ニシンのパイとかクソ重いよね・・・(欧米か)
オーブンからよっこらしょと出すにはしんどいですな。

この話、かなりの「あるある」で、実はミルクグラスの製造中止の一因にもなってます。
どんどん中止され、次はプラスチックだ!となって、でもプラも傷とか割れとか汚れやすさとかあって売れなくなって・・・
アメリカの庶民食器の歴史が垣間見れるエピソードでござった。

ってなわけで、はるばる我が家に来たミントのベーキングディッシュさん。

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我が家でも
「こんな重いもん地震で倒れたらヤダッ!!」
ってことで、棚の地味で目立たない最下部に納められました・・・
おばあちゃん、すまん。。。
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↓過去にこんなのを書きました!↓

ミルクグラスの世界表紙

これからもミルクグラスと楽しく生活する記事をちょいちょい書きますよ~
\よろしくねー♪/

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