フキフキ。
小説を書き始めて三年目。去年の今頃は応募作品のことばかり毎日考え、仕事にも支障が出そうな時がありました(いや多分出てたと思います。スミマセン)。
重要
小説を書き、何かの賞に応募する際、とても大切になってくるポイントがあります。それを伝えたいと思います。
当たり前のことかもしれませんが、なんにでも守るべきルールがあります。私はその中で、二つの大きなミスをおかし、一次通過発表の間まで後悔と不安に苛まれました。
もっと本を読んでいれば自然と防げていたことでもあり、あらかじめインターネットなどで調べていたら、余分に落ち込むこともなかったと思います。
どうぞ、これから私と同じように小説を書いていこうと思っている方、小説を書く時のルールにぜひ気を付けて、楽しく苦しみながら書いていきましょう。
守るべきルール
一、改行
文章のくぎりや、会話文(たとえば「○○〇だね」)のあとは、改行する。そして、改行した後の先頭一文字目は、必ず一マス空けます。
例外としては、
「○○」とA君は言ったが、悲しそうな眼をしていた。
これは「セリフ」のあとでも、改行せず続けていいです。
一、記号
会話文の中のセリフは『』二重括弧を使用し、読みやすくする。
他に名称、説明などで“○○”、(○○)等を使い、分かりやすくします。
―― 効果音や、心の声、叫び声などによく使われている横棒は、二つ繋げて表記します(ダッシュというらしいです)。
同じく心の声や、含みを持たせる表現、いわゆる・・・点点々は、…… 合計六個の点を使います(三点リーダーと打ったら出てきます)。
句読点の多用や、その反対に無さすぎ。
、や。の位置の違和感などは、読みにくくなるので注意します。 「」内の文末や、「」の外にも 。 は必要ありません。
〇(例:「○○です」) × (例:「○○です。」や「○○です」。)
!や?のあとは一マス空ける。ただ、「○○か?」文末の!や?は一マス空けなくて大丈夫です。
♪マークや♡マーク☆マーク、!や?の連続使用も読むのに邪魔になりやすいので、やめた方が良いらしいです。顔文字はいうまでもなくNG。
記号で表現するのではなく、セリフや描写で表現してくださいということですね。
一、誤字脱字、文法の誤り
これは、小説でなくても問題があります。ですが、賞は試験ではなく、コンテストなので、多少の誤りでも、ある程度は目をつぶってくれるそうです。
一、ジャンル違い
賞を主催している会社もビジネスです。沢山送られてきた応募作の中から、会社のイメージカラーに合うもの、信用できる作品(作者)を見つけ出したいと、きっと思っています(受賞作は大切な広告塔だと思います)。なので、どんな作品が高評価を受けやすいか。募集項目に載っているジャンルからまず調べ、過去受賞作品、選考委員の方の選評、会社が発行している本などを色々読んで、研究することも大切です。
とくに、選考委員の方々が書いた選評は、もっとも重要な資料です。調べてください(私は最初で最後の一回こっきり、太宰治賞への挑戦で見事チリマシタノデ、調査は終了です)。 これは余談ですが、私の応募作はエンタメ風で、純文学寄りの作品が高評価される“太宰治賞“には向かない作品でした。それに加え、上に記載しているルールを二つも守れていなかったので、一次落選は当然でした。そのルール違反ミスはと言うと、「」の改行後一マス目を空けず、!や?のあとも一マス空けていなかったことです。 (つい、太字にしちゃいました)
一、その他
規定枚数の幅があっても、たとえ、ジャンルが幅広く受け付けているように見えても、かならず候補作品に残ってくるものには共通するデータがあると思います。調べたほうがいいです。一冊の本にする場合、枚数はある程度必要ですし、売れるかどうかの基準も入ってきます。あとは、必ず、規定枚数を守ること。作品を応募する時に、余分な工夫、アピールをしないこと。二重投稿しないこと。 気を付けてください。
太宰治賞 締め切りは毎年12月頃です。まだまだかもしれませんが、あっという間です。
「2022年太宰治賞へ作品を応募しようか」と考えられている方に、伝えられることが自分にあるか……。 少しはありそうです。
私が感じた“太宰治賞”についての情報です。
太宰治の名前の賞だからと言って、太宰治の作品のにおいは感じません。全くちがうものだと思った方が良いと思います。
大人しい生き方の、真面目な人間たちが感じる「ある日常」が好まれるんだなと思いました。
そんな日常の中、些細なことで問題(事件)が起こり、結末に向かうという、なるべく、なるべく、静かな作品。事件が大きくても迫力はありません。
ラストはどんな結果になっても、終わったと読者に思わせる作品。
そんな作品が好まれるかなと思いました。
ただの思い込みかもしれません。 考え違いかもしれません。
でも、これは私が感じた太宰治賞のカラーでした。
以上です。
NOTEからメッセージ!
太宰治賞に応募される方、ぜひ頑張ってください!
応援しています!
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