マッドマックス怒りのデス・ロードを観ると長生きをする

これと言った趣味もないし、やりたいことだって「部屋の掃除かなぁ」くらいしか返答出来ない。ロックスターじゃなくても、不健康で自堕落な生活を送っていたから27歳で死ぬんだと思っていた。
自殺する勇気もないし、若者の死を美化する風潮にも嫌気がさして、死にたいとツイッターで呟きながら毎日同じ時間に起きて仕事をして生活をしていると、30歳が目前に迫っていた。

30歳なんて大人になりきれないのに、世間で女性はババアとか言われるしAVじゃ熟女枠だし、奨学金の返還はまだ残ってるけど死んだら返す必要ないし、結婚願望もなければ祖母のように100歳近く生きる予定もないし、どうせなら介護が必要ないときにぽっくり死んで「死ぬのは早かったけど良い人生だったね」くらい葬式で言ってもらえれば良いかな、とか考えた。生きる希望がないなんて格好付けて言うけど、結局自分の将来が全く描けないというだけの話だ。

そんな私が「将来こうなりたい」と未来強く思い女性達と出会えることが出来た。

マッドマックス怒りのデス・ロードに出てくる鉄馬の女である。

荒野をバイクで走り、か弱いけれど強い意思を持つ女の子達を守り、追いかけてきた男達をぶっ飛ばしていく。
メインはそこじゃないのかも知れないけれど、映画の中で強く印象に残っている女性達だ。
あんなババアになりたい。
それまで長生きなんてしたくもないと思っていた私が、生き延びて50歳になったら大型二輪車の免許を取って大型バイク乗り回すババアになりたいと思っている。
今まで早く死にたいとか言っていたのはどの口だ、と言われかねないくらい強く長生きしたいと思った。

too young to dieの美学もわからなくもないが、死にたがってるお姉さんは一度マッドマックス怒りのデス・ロードを観て欲しい。
一緒に長生きして大型バイク乗り回すババアになろう。
彼氏とかどうでも良いんだよ。生きよう。生きるぞ、私は。最近は着物を着始めたので、このまま行けば平日は着物を着て休日はバイク乗り回すババアになる。
多分目指す先は魔女かなんだろうな、と思い始めている。
ハーブの栽培でもしようかな。

数十年後の自分が、少し楽しみだ。

#日記 #映画 #コラム #マッドマックス #怒りのデスロード

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