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鏡に向かって中指を立て、空に向かって唾を吐く

リモートワーク出来るってわかったじゃん!なんで弊社出社なんですかね馬鹿なの?会議室、換気環境クソ悪い密室ですけど???

なんて腹立てても社会の歯車を構成している部品に過ぎず、何とか仕事して少ない給料で生きている。少ない給料しか貰えないのは自分が勉強サボっていたからです。はい。

コロナで新しい生活様式とか声高に言われても、元々年中マスクつけてお一人様やっているのでそこまで生活に変化はない。
飲み屋もライブハウスも古着屋も開いていないのに、中央線沿いに住む意味もない気がしてきた。

そんなこと感じつつ引っ越ししようかななんて思いながら新たに歳を重ねて中々の脂の乗り具合である。主に背脂。

相も変わらず、寺山修司と鈴木いづみを読み、銀杏BOYZのTシャツを着て、好きな恋愛映画は「アメリ」と「(500)日のサマー」と答えている。
恋愛映画と聞かれたから答えただけなのに、「それは地雷女の解答」なんて言われてしまうので「うるせーな」と思っている。
ちなみに好きな映画ジャンルはアクションである。ファンタジーも好きだしシスターフッド系もめっちゃ好き。
サブカル拗らせアラサーみたいに成り果ててはいるが、最近のサブカルチャーなんて分からなくて10年前のヴィレッジヴァンガードの記憶を頼りに生きているんだからそっとしておいてほしい。

こんな私にも仲良くしてくれる人はそれなりにいて、しかも周りの知人友人は中々にクリエイティブであるのに、私だけぽつねんとただ消費する側にいる。
私1人だけ何も生み出せない焦燥感たら酷いもので、何か何かと焦り創作してみると完成度低すぎ〜となり放り出して、やらなきゃと思うほど飽きてくる。
noteだって備忘録のつもりが、無駄な完成度考えて放置しているという現状だ。
何を書いたって推敲足りなくて完成度もクソもないんだけども。
焦燥感やら孤独感やらを創作意欲に回せるほど強い表現欲もなく、ひたすらスマートフォンでテトリスをやって時間を無駄に過ごしてしまう。
そしてまた無意味に焦る、の繰り返しだ。
リアルでエンドレスエイトやってる場合じゃない。リアルは刻一刻と過ぎるし脂肪は付くし貯金は減る。

こんな風にどれだけ明るく絶望しても映画みたいにはいかない。
でもまあ映画見たいな人生送りたいなら演じるしかないよね、という結論に辿り着いてしまった。これから私が何かをして生きていくには映画のヒロインを演じるしかないのだ、と。

私が演じる映画はどんなだろうか。
きっとありふれたアラサー社会人が笑ったり泣いたりしながら小さい事件におおわらわ、みたいなどうしようもないものになる気がする。
それでもまあ死んだように生きるよりだいぶ人生の主役にはなれるんじゃないだろうか。

そんな事を考えたり苛立ちながら生きていくことを考えた。
もう過ぎちゃったけど、誕生日おめでとう私。
頑張って生き延びろ。
死に急ぐより生き急いでくれ、速度が重要だから。

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