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子供を産めなくてごめんなさい

私が性について伝えたいこと

私は不妊治療をきっかけに
自分の「幸せ」と向き合うことになりました

それまでは
安定した職業につくこと
結婚をして
子供を授かり
家を建てて
みたいな一般的に言われる
幸せを望んでいました

でも結婚しても
子供がなかなかできなかったのです

どんなにお金を払っても
治療を頑張っても
叶わない望み

治療すればするほど
肉体的にも
精神的にも
追い込まれ

「どうして私は子供が欲しいの?」
と何度も自分で自分に問いかけました

旦那さんとも話をして
子供を持たない夫婦の形もあるよねと

その後治療をやめた途端
妊娠しました

今ではかわいい男の子のお母さんになりましたが
今でも言葉にすると涙が出てくる
「子供を産めなくてごめんなさい」
の言葉

誰に対しての言葉なのか
振り返ると

私は昔からいい子であることを
振る舞うくせがありました

お勉強ができて
行儀が良くて
優しくて

「〇〇ちゃんはちゃんとしてる」

本当は
ぐうたらで
だらしなくて
細かいことが苦手で
料理も苦手

人に合わせるのも苦手
人の真似がいやで
一人の時間が好き
でも人と会うのは好き

自分のペースがあって
時折真っ白になって
ここにいるかいないかわからない
何もわからなくなる

そんな本当は
社会的に合わせるとか
適応するとか
そんな枠組みがとってもしんどい

「ちゃんとしていない」私

「ちゃんとしていたくない」私

子供を産めないから
出てきた私は

子供の頃から
誰かの目を気にして
誰かの評価を軸に
誰かの役に立つこと
ちゃんとしていることで

生きようとしていた私

国家資格である仕事も辞めて
稼がない自分

それなのに
まだ役に立とうとしてる自分を
追い求める

何もしない自分を
自分が一番認めてなくて
一番責めている

性を学ぶことで

私が私を大事に思うこと
「生きる」ことの喜び
かけがえのない私という存在

自分を優しく抱きしめてあげることができました


頑張ってる私

まだまだ抱えていたいのかもしれないけど

もうそろそろいいんじゃないですかねえ



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