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No.18 アクアマリン

18.アクアマリン

傷やインクルージョンは少々目立つが輝きは十分。色は薄いがひんやりとした印象がある。アクアマリンとはラテン語で「海の水」という意味。このルースは「海!」という感じではないが、まずで水をそのまま石にしたような潤いがある。むしろこのぐらい色が薄い方が、水っぽくてひんやり感が強く味わえるから好きだ。
実はこのルース。同じ大きさのものを16個一緒にまとめて、お値段800円という破格で売られていたアクアマリンなのだ。つまりこのルースは実質50円である。
正直この値段には驚きだった。このアクアマリンは他の15個と一緒にルースケースに入った状態で売られていて、最初1個800円だと思っていた。
これでも安いと思った私は購入しようと思い選んでいたら、店主はさらっとこう言った。
「あ、これルースケースの中身全部で800円だよ?」
すぐに「いいんですか⁈」と聞いたが、店主はただ笑って「いいよ」というだけ。予想外のことに色んな意味で混乱しつつ、結局購入することに。
とはいえ、正直なところ1個あれば十分だったので半分は石仲間に譲ったのだが、それでもまだ8個も残っている。色が薄くインクルージョンや傷はあるのだが、何故こんなに安かったのか未だに謎である。

【参考書籍】

「ネイチャーガイド・シリーズ 宝石」
ロナウド・ルイス・ボネヴィッツ 文
伊藤伸子 訳   化学同人  2015年


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