見出し画像

カウンセリングまで辿り着けるのか

勇気を出してカウンセリングを申し込んでみたところ即躓いてる話。

認知療法がいいのか、精神分析がいいのか、愛着障害を得意とするカウンセラーがいいのか、はたまたいっそアートセラピー?それともスピリチュアルヒーリング?…とかなんとかうだうだと数ヶ月悩んだ末、市内にある臨床心理士が運営しているカウンセリングルームへ申込みをした。HPのコラムを読んで合いそうな感じがしたので選んだ。

申込み直後、第一希望と第二希望の日時を間違えていたことに気がつき、すぐに訂正の連絡をした。その日のうちにカウンセリング候補日の返信がきた。そして、候補日の横に「割引枠」という言葉が書かれているのを見つけて、しまったと思った。

そのカウンセリングルームには、心理学を学ぶ大学院生または大学院を卒業して数年以内の若手カウンセラーが担当する時間帯がある。勉強中である若手カウンセラーが対応する代わりに少し割引をするというのが「割引枠」であった。私が希望した曜日は若手カウンセラーが担当する日だった。HPを見て、そういった制度があることは知っていたのだけど、希望した曜日が割引枠だと気がつかず申し込んでしまったのだった。

カウンセラーの人柄や素質に年齢は関係ないとは思う。頭ではそう思うけれど、勉強中という言葉がどうしても引っかかった。私が今抱えている感覚が正確に伝わるのか少し不安を持った。その少しの引っかかりにより自分自身が安心して話ができない気がした。だから、少し先になってもいいので若手カウンセラー以外に担当してもらいたい、もしくは受けてみて合わなかったら他のカウンセラーのカウンセリングを受けることは可能か?を確認した(若手カウンセラーを避けたい理由は書かなかった)。

そして、届いた返信に心が挫けそうになった。きっとPMS真っ只中だったらポキッと挫けていたと思う。

要約すると返信にはこう書かれていた。

・カウンセラーの交代はNGである
・他の臨床心理士が運営するカウンセリングルームでも同様のことが多い
・日時よりカウンセラーとの相性を優先し慎重になっているところを見ると、今後あなたの要望に対応できない可能性がある
・よって他の機関を検討し探したほうがいいのではないか
・他の機関の紹介は行っていない

太字部分は正確には「ご要望に対応できないことが先々出てくる可能性も考えられます」と書かれていた。

ああ…と思った。

私は先々に応えられない要望を出してきそうだと思われたのだな。二転三転してしまったことが不快感を与えたのだろうか。煩わしく思われたのだろうか。カウンセラーさんはこれまできっと大変な相談者を対応してきただろう。解決できない問題もあっただろう。クレーマー化した人もいるかもしれない。もしかしたらそんな風になると思われたのだろうか。手に負えない相談者になりそうな予感を抱かせてしまったのだろうか。

ああ…悲しい。

いや、先方にはそんなつもりは全くないかも知れない。この人は他のところの方が合うかもしれないと純粋に思って言ってくれてるだけなのかもしれない。

でも日時に関してはただのうっかり間違いだったし、カウンセリングの勝手がわからず合わなかったら変えられるのかなー?と軽い気持ちで聞いてしまっただけなのに、こんな風に隙のない返信がくると門前払いされた気持ちになる。

それとも私のこのうっかり間違い自体、心理学のプロからしたらフロイトの言う錯誤行為みたいに無意識の領域の何かが現れているのだろうか。それがわかっているから警戒されてるのだろうか。

とか延々と思考が止まらないのは正常なのだろうか?

うーん。わからない。

でもここでいじけたり無気力になって諦めてしまっては元の木阿弥。いちいち物事を悪く受け取る私の悪い癖を矯正する練習だと思って、慎重になっているのは確かだが、それはカウンセリングを受けたことがない不安からきていると思う。まずは受けてみたい。と伝えた。

これでうちは合わないと断られたら縁がなかったということだから次に行こう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?