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読みかけ「ノートルダム・ド・パリ」 進捗1 冗長な冒頭

本当は今、すごく読みたいのはバルザックのふくろう党+アーサー・ランサム全集なのだが、中途半端に読みかけで残しているノートルダムの鐘…。

ど~しても気になるA型。
結局ノートルダムに戻ってきた。

そうだ読みながらnoteに進捗を投稿しよ~!

こちらがグーテンベルクのリンクです。(上から英語版・フランス語版)


フランス語は読めないので英語の翻訳で挑戦。
なぜこんなん四苦八苦して読んでるのかというとだ。

図書館に置いてなかったー!!!
ユーゴ―のノートルダムの鐘を置いていない図書館ってあるの!?と思って一瞬キレそうになった。
そりゃもう、書庫検索までして探したのだがなかった。
最近の人文学が本気で心配だ。

ただ、現代のいんたーねっつ世界のよさはそれはそれである!
英語のすごいところは、英訳されてさえいれば、どんな言語だって読めるというところだ。
細かいニュアンスの違いはあると思うのだが、フランス語→日本語よりはフランス語→英語の方がまだニュアンスもつかめるのではなかろうか?


まずはこれまで読んだメモ書きを少しずつ再録していこう。

2016年3月頃の投稿
(二年越しかよ!!!と思ったら、これはまさしく、おばあちゃん介護にふりまわされはじめた頃だった)
まさかあの頃は、ノートルダム大聖堂が焼け落ちるのを見ることになろうとは…。

以下、読み始めた頃の再録


*  *  *


ノートルダムドパリ、一日三行とかのペースでちまちま、ちまちま、ちまちま読んでいる。
まだまだ序盤の中盤なのだが、驚いた事にカジモド君が全然出てこない
姿をかすめたぐらいで、若くて貧乏な夢見る脚本家が今のところは主人公。
エスメラルダも出てきたのだが…ほんのちょい。
彼氏役の隊長さんも出てきたけどもう一瞬。

若くて貧乏な夢見る脚本家君の、パリの暗部をめぐる冒険が主。
悪党に追われながらあっちの路地、こっちの路地と走り回っているうちに、ジプシーの王国、スラム街へ迷い込む。

悪党の巣窟は、虐げられた人々の世界でもある。
で、脚本家君はあっちこっち走り回って大変な目にあうのだが…ここが異常に長い。
まどろっこしい。
延々とパリの闇社会が描写される。
緻密な描写なので、可視化はすごい。目の前に見えてるように感じる。(ただ若干、早送りしたい...)


映画やミュージカルのあらすじを読んでいる限り、エスメラルダは本当に可哀想!
婚約者がいるのにエスメラルダに手を出して捨てる隊長はゲスでクソ!!と思うだろうが…。

地下組織の闇の世界は誰も口出しできない独自の王国を作り上げている。
その乱痴気騒ぎ、ジプシーが属する世界をいったん見てしまえば、そこに花のような身も心も美しい女が奇跡のように生まれたとしても、育った土壌が違えば、民族も文化も違うとなると、結婚したりする対象にはならない。
ただのつまみ食いの遊び止まり、というのはわかる。(腹は立つが)

しかし、本当にフィーバス隊長がゲスでクソなのかどうか、そこにカジモド君がどう絡んでくるのか。
この調子で長々とねちっこくフロロのセクハラが描写されるのか。
読んでみないとわからないので、一日三行でも頑張る。

エスメラルダに命を助けられたグランゴワール君が、僕は戦災孤児であれこれ、兵士になれるほど強くなくどうのこうの、僧になれるほど敬虔でなく大工になれるほど云々と、自分の半生をエスメラルダにご披露してる。一生懸命アピール。

どの方向にも秀でていない中途半端な詩人君の口からフロロの名前、ここで絡んで来るのか。
自己紹介の長々しいおしゃべりをフランス語で流暢にやったら美しかろう。曲りなりにも詩人君だし。

しかし、まったく聞いていないエスメラルダは、一瞬だけ出て来たフィーバス隊長が気になる様子だ。(フラグフラグ!)
やっと、やっと、ノートルダムドパリらしくなってきた。

ここまで読んだら実は主人公なのかと疑い始めていたグランゴワール君が、パリの闇社会を詳細に説明する役割をしていたのかとわかってきた。
エスメラルダは、自分を守れない男は恋愛対象外と言う。
こんな悪の巣窟で暮らしていたら、表の世界のイケメンの近衛隊長なんて天使のようにかっこよく思えるでしょうね。

で、やっと話が進展し始めたかと思ったのに!
BOOK THIRDに入って、延々とノートルダム大聖堂とパリの説明に入ってしまった。暇のない生活にはこれはつらい…。

続く


まとめを作ってみました。


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