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日記とつぶやき

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#日常

こうもりを見るだけの会

「東京にいた頃は、こうもりを見るためだけの会ってのがあったんだよ」 「こうもりを見るためだけの会」 …ちょっと想像がつかない。 「その頃は小学生だったんだけど、先生が夜に生徒をぞろぞろ連れて河原に行って、身を屈めて静かに待つ」 自然観察の延長なのだろうか。 妄想。想像。 「みんなでこうもりを見ましょう!」 「こうもりだって。楽しみだね」 「ちょっと怖い」 「しっ!静かに…」 さっと視界に影が走る。 「ほら、あそこに!」 「おお~!あれが…」 「こうもり!」 ざ

ポタージュとおにぎり

無料の駐車場が埋まってしまうから朝早くに出た。 朝市は初動が肝心なのはわかっているがそうそう起きられない。 なまけものなので。 この日は奇跡的に起きられた。 そういう時を逃しちゃいけない。 まだ人もまばらで、出展者がブースの設営をしている時間帯だった。 早くから完璧に整えている所もあれば、今来たばかりで車から資材を降ろしている所もある。 一つの店の前で足を止めた。 「もう頼めますか?」 「どうぞ」 かぼちゃのポタージュと、六穀米の焼おにぎりを頼む。 朝ごはんの代わりだ

ガノタ夫婦の車中 2

(最初に忠告しておきますが、ものすごくどうでもいい話です。) ガノタ夫婦の車中 1 「ねむい…」 「がんばれ。そろそろガンダムか?」 今度は旦那が眠くなった。 眠くなると体を振って眠気を振り落とそうとするのだがこれがまた危ない。 車ごと揺れる。 ここは高速の上! 助けて~~~ガンダム。 ガンダムの話題を出すタイミングを見計らいつつ、たまにはイレギュラーなことをしてみようとする。 流す音楽をプロメアにしてみた。 以前流した時には、これはユニコーンだ!と言われたの

わたしがなりすまし

下の子はお友達とLINEで連絡しあっている。 と言っても、とても携帯なんて持たせる年齢ではないので、お互いがお互いのママのLINEを使う。 下の子はフリックがまだ苦手だ。 急いでいる時には、「何て答えればいいの!?」なんて聞きながら、代わりに私が打つことも多い。 そうしていると会話パターンもだんだん読めて来る。 スタンプを選び、これ押してと言われる前から下の子を装って、下の子の好みっぽいスタンプを送信をする。 下の子は後ろからのぞいて、「ああいいよそれで」と言う。 そう

ガノタ夫婦のケンカ

ツイッターで流れてきたこんなの見て心配になってきた。 「こんなこと書いてあったけど大丈夫なの?」 「大丈夫!」 「えぇ…」 ほんまかいな。 随分自信満々だな。 「平気平気。おまえのブログなんてほとんど誰も見てないから」 「キー!!!」 悪かったね! 腹が立ったついでに、突然思い出した。(種が芽を出す。売られたものはなんとやら) 「言い忘れてたけど、新しいゴミ箱を一つ買いました!これから洗面所のプラごみはそこに入れてください!置き去りにしないでください」 「ブー!ブ

ドラマ@集団左遷 1話

集団左遷 1話 集団左遷を食事後のお菓子ぼりぼり食べながらだんなが鑑賞。 もともとあまりテレビ好きな人間ではないので、熱心に見ている旦那に横から茶々を入れる。 (ただ横から邪魔してかき混ぜたいだけのクレーマー的な最低心理からです。) 「このつぶれそうな工場、後継者はどうなってるの?どこの中小企業も抱えてる問題だよ!」 「がんばるなってここまで言うのは、本丸が危ないなんじゃないの~?三友がつぶれそうなんだよ!その裏にはためこんだ巨額の損失があるはず。こういう時は全体を見て