マガジンのカバー画像

やまとの読書日記

19
読んだ本を紹介する日記です。「書評」のような堅苦しい内容ではなく、気軽に思ったことを書いています。紹介した本をそばに置いて、読書日記を楽しんでもらえれば嬉しいです。
運営しているクリエイター

#読書の秋2022

読書感想文|日常に潜む 「現実」と「幻想」

 僕たちは「幻想」を抱えながら生きていると思う。 本当は鬼なんていないのに節分の日に豆ま…

日常に潜む不思議な物語。

 村田沙耶香さんを知ったのは、芥川賞を取った2016年だ。  それから、『コンビニ人間』…

読書感想文|夢かうつつか幻か。

 『カゲロボ』との出会いは、街の本屋さんだった。  新潮文庫のコーナーを歩いていると、「…

豪雨のなかで楽しむ夜の読書。

 これまで何度もnoteに書いているけれど、僕は夜に読書をするのが好きだ。  スマホを見てい…

人の名前が覚えられない。

 僕は、人の名前が覚えられない。  これが原因でかなり苦労していると思う。塾で英語を教え…

わたしの本棚|ボトルメールのようなエッセイ。

 エッセイの正解ってないと思う。  まさに、人の人生と同じで、十人十色だと思う。価値観だ…

エッセイの魅力に気づいた話。

 僕はnoteに文章を書きはじめるまで、まともにエッセイを読んだことがなかった。本屋にふらっと立ち寄って、あまり関心のない歴史のコーナーに足を止めても、エッセイだけは素通りしていた。  別に反エッセイ主義者ではない。ただ「なんでわざわざエッセイなんて買うんだろう?」と疑問に思っていただけだ。ファンの作家さんのエッセイならともかく、自分と関わりのない人の日常をのぞいて、何が面白いんだろう。noteに出会うまでの僕は、そう思っていた。  noteに文章を書きはじめて、みんなが