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【宇宙✕心理学ラボ】競争を手放すと人生はラクになる


「正しさ」って実は
ひとの数だけあるのかもしれない

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私たちは日々、何かや誰かと「競争」しています。

会社の同僚、友人、恋人、親……。ほんのちょっとでも、目の前の誰かより上でいたい。そんな気持ち、誰でも少しはありますよね笑

誰かに勝とうとするとき。私たちはよく、「正しさ」を使います。「私が正しい」、「あなたは間違えてる」。そうやって、自分の正しさを相手に押し付けて、コテンパンにやり込めようとしてしまうこと、ありませんか?

天宮は、めちゃくちゃあります笑。

もう、勝ちたい。ただただ勝ちたい。いつだって自分が正しいと思っていたい。私はもともと、そんな人でした。

とくに天宮が10年間勤めた出版社は、まさに下剋上の世界。年次に関係なく、仕事ができる人が認められる場所でしたから、もう余計にそうです。

自分の「正しさ」を振りかざし、たくさんの人に「お前は間違ってる」という態度を取ってきました。いま思えば、お恥ずかしい限りです。

でも、この「正しさ」って、人それぞれなことも多いんですよね。私はAが絶対正しい!と思っても、人によってはBが正しいと思うかもしれない。

いまいる地点から、C駅に行くにはどの路線で行くのが一番早いか。みたいな問いに対しては「もっとも最適」な答えがあるのかも知れませんけど。世の中、そんな分かりやすい問いばかりではないですよね。

で、天宮はある日、考えました。

「私はどうして、そんなに勝ちたいんだろう」と。

その裏にあったのは、優秀な人間だと思われたい、評価されたい。認められたい。そんな想いです。要は、外側に、私という存在の価値を認めて欲しかったんですよね。

競争して、競争して、競争して
勝って、勝って、勝って
相手をやりこめて、下にして……。

天宮はそれをやり尽くした結果、とにかく、

……疲れました。

もう本当に、疲れてしまったのです。ある競争に勝って優秀だと認められたとしても、すぐにもっと優秀な人が現れて、また競争になります。もう、エンドレスです。

競争を手放したとき
競争を仕掛けてくる人が減る

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そしてある日、思いました。

もう、負けでいいか笑 と。

諸手を上げて降参して、競争を手放してみたのです。

それからは、誰かと「正しさ」を巡って言い争いになったとき、相手の意見を尊重して、「そうだね、そうかも知れないね」と言えるようになりました。

もちろん、あきらかに違う、と思ったときは、多少反論します笑 議論を放棄するわけではないのです。

でも、勝つことを目的として、言葉で相手をやりこめることがないよう、細心の注意を払うようになりました。

それを心がけるようになったら、あら不思議。私に「正しさ」の戦いを挑むひとが、格段に少なくなったのです。

おそらく、以前の私が「正しさ」という刀をブンブン振り回していたので、相手も「正しさ」の刀を抜かざるを得なかったんだろうな。と思います。

髭男の「Subtitle」という曲の中に、『正しさよりもやさしさが欲しい~♪』という歌詞がありました。もう、本当にこれだなぁと思うのです。

目の前のひとと競争して勝つことよりも、やさしく愛する方を選べたら、きっと自分も、そのひとも、ずっとずっとHAPPYですよね。

いま世界は競争で溢れていますけど、それに疲れてしまったひとも少なくないのではないでしょうか。

少しでも多くのひとが、この競争社会から意志を持って卒業して、やさしさを選べたらいいな……。

そんなことを思いながら、コタツのなかでこれを書いています。







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