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コーヒーを淹れてみる(フレンチプレス編)

次のお話しは、フレンチプレスになります。
今時、100均で500円とか手に入りますね。
こちらも何も器具を持っていない人におすすめです。

水出しの時と同じで、
コーヒー屋さんで好みの豆を買う。
買うときに、フレンチプレス用(普通のドリップ用よりも粗目)に挽いてもらって、粉量と湯量湯温、時間を聞いてきましょう。
ここでも、2回に分けてとかの話をするところもあると思います。
その辺りも大人の対応で良いと思います。

水出しと違うところは、抽出温度が高い、抽出時間が短い、所にあります。
多くは4分位かな?
コーヒーの抽出では、湯温が高いほど抽出が進行します。
ので水出しの様に時間をかけずに抽出が出来ます。

実際の、カフェでもフレンチプレスを使うところは良くあります。
抽出のブレが無い事がメリットで、使用後の洗浄が面倒という側面もあります。
フレンチプレスの場合は、金属フィルターになりますので油分を吸収しません。
この油分が多めの味を好む方も多いのではないでしょうか?(他にも金属フィルターの抽出器具はありますね)
ご家庭では充分のクオリティーになると思います。

フレンチプレスの場合も、「浸漬式」になります。
抽出時間が酷く短い場合は未抽出になるかもしれませんが、多くは適正な抽出になると思います。

さらっと適正抽出と書きましたが...
大雑把に平衡状態で適正という意味で書いています。

コーヒーの豆を粉にして、水に浸すと、成分が水中に溶けだします。
では、全部が溶け出すかというとそんなことはないですね。
粉の中のその成分の濃度と水中のその成分の濃度のバランスが取れた状態が平衡状態であり、適正抽出と考えられます。。

では、「透過式」の場合はどうなるかというと。
普通のドリップを想像してください。
注湯すると粉の成分が水中に溶け出すが、そのお湯は落ちてしまい、新しいその成分の濃度が0の水がやってくるので、どんどん抽出が進みます。
これにより、あまりおいしくない成分まで抽出されてしまい、過抽出となります。
また、粉から水に成分が溶け出すのには時間がかかるので、お湯の抜けが早いとしっかり抽出されていない液体になります。
これが、未抽出になります。

ここで、注意したいのは、濃度が高い低いと過抽出未抽出は別になります。
これはある程度慣れてこないとコーヒーを飲んで区別することは難しいと思います。

「浸漬式」の場合、過抽未抽のデフェクトに鈍感なのがメリットになります。

フレンチプレスでもお湯と粉量すなわち濃度で好みを合わせましょう。
また、お湯の温度と抽出時間でも味わいが変わります。
もし、ミルをお持ちでしたら、挽き目を変えてなのですが、これは次回に。

お湯の温度が高いと抽出が早い傾向にあります。
時間が長いとしっかり抽出され、短いと抽出が進んでいない可能性があります。

実際には、粉の中からお湯に溶け出す成分によって抽出の速度が異なります。
コーヒーと一言で表現しますが、沢山の成分によって構成されています。

ので、お湯の温度や抽出時間で、実際にお湯に溶け出す成分の量やバランスが変わります。
これがコーヒーの味わいに影響を及ぼします。
こちらも少しづつ調整して自分の好みを見つけると良いですね。

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