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ベース初心者のドラマーが、ひたすらベース練習動画を撮影してみてわかったことその①

皆様多かれ少なかれおかれている状況は同じかと思いますが、なかなか大手を振って出歩くわけにもいかない昨今、こと家の中での演奏が難しいドラムをやっている関係もあり、「音楽をやりたい」という欲求を満たすことができず、その吐け口として、ベースの練習と動画撮影・公開をひたすら繰り返してみました。

「とにかく10本撮るまで続けてみよう」と決め、先日、演奏や動画の品質はさておき、なんとか目標に到達しましたので、備忘録的にその中で気づいたことをまとめてみようと思います。

その① バックビート、大事

いきなりベースの話ではなく恐縮ですが、個人的に大きな気づきでしたので最初に書きたいと思います。

今回集中してベースを練習してみて思ったことですが、音源によって「ベースを合わせやすいもの、合わせづらいものの差が大きい」と感じました。

「なんとなく弾きづらいな」と感じた音源と、「弾いていてめちゃくちゃ気持ちいいな」と感じた音源を比較してみると、「バックビートの位置がはっきりしていて、かつその音が抜けてくるかどうか」が、大きな要因なのではと感じています。

ドラムを叩く上で「バスドラの音量・音圧が大事」というのは、一般的に広く言われいてることですし、また、ベースラインもバスドラのパターンが基準になることが多いため、「バスドラの音を大きくしよう、安定させよう」というのは、できるできないは別として、曲がりなりにも以前から意識していました。

一方、バックビートについては恥ずかしながらそれほど重要視できておらず、事実、「バックビードの位置が安定していないので改善した方が良い」「リムショットの音がスカスカなので、音の研究をしてみた方が良い」といったアドバイスを、いつもお世話になっているミュージシャンの方から頂き、意識的に練習していたところでした。

ベースという「ドラムに合わせる立場」になってみて、遅ればせながらその重要性をはっきり認識できたように思います。

もちろんバスドラの音や位置も重要なのですが、バスドラの「ドンッ」に対し、バックビードの「カッ」が合いの手として気持ちよく入ってくると、「ビートが前にグングン進む感覚」が強くなり、結果として「ベースがいるべき場所がわかりやすい」のではないかと思います。

※これまた「できている・できていない」はいったん棚に上げさせて頂き、個人的に気づいたこととして書かせて頂きます。

餅つきの「エイサッ!」に対する「ホイサッ!」の関係とでも言いましょうか、うまい例えが思いつかないのですが、バスドラの「起」に対し、バックビートが「結」の役割をきちんと果たしていると、リズムの骨格が明確になり、「気持ちいいリズム」と感じさせることにつながるのではないでしょうか。

ドラムマガジン2020年3月号の特集記事の中で、ドラマーの神田リョウさんが、「上に蹴り上げて、それをスネアのバックビートで撃ち落とし、ループさせる」とおっしゃっていましたが、もしかしたらそういうことなのかなと、極めて勝手に、かつ個人的に思っています。

ちなみにドラムマガジン2020年3月号は、バスドラの踏み方にフォーカスした様々な情報が載っていて、非常にお勧めです。まだご覧になっていない方は、是非バックナンバーに目を通してみてください。

私はこの3月号のおかげで、はりきってキックの練習をやりすぎたため、一時期左脚が微妙にしびれるくらい腰が痛くなりました。

ありがとう、ドラムマガジン!

腰痛になるまで練習したくなるほどの情報量!
KinGnu勢喜遊さんの表紙が目印、ドラムマガジン2020年3月号はこちら↓↓

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皆さんご存知、神田リョウさんの演奏動画が
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もちろん「合わせやすい、合わせづらい」というのは、わたし自身の力量が大したことが無い、というもの大きな要因だと思います。

また、あくまで音源に合わせて演奏したときの感想であり、実際にスタジオに入ってドラムと合わせれば、バスドラから感じる音圧や音量も全く違いますので、「やっぱりバスドラじゃん!バスドラ、大事!」などと、手のひらクルックルのことを言い出すかもしれません。

しかしながら、「バスドラとバックビートの関係性が重要であること」は間違いないと思いますので、生ドラムで試す機会はなかなか得られそうにありませんが、その点を意識してドラム練習を続け、いつの日か、「キックとバックビートがそれぞれ別のパーカッショニストとして独立」し、なおかつ「息のぴったり合った演奏を聴かせる」という感覚に到達したいなと思います。

駄文にお付き合い頂きまして、ありがとうございました。

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