初めて会社員になる君へ#13勧誘
勧誘と書くと何か仰々しいですが、会社員に限らず、社会人には色々なお誘いがあります。
勧誘する側が、常識や礼儀をわきまえている人であれば、何も問題ないのですが、世間には常識や礼儀をわきまえない人、誘うことが正しい、相手のためになると信じてい疑わない人、お金に必死な人、偏った信仰心にとらわている人など、が多数存在します。
サークルや会合の勧誘、商品やサービスの勧誘、サイドビジネス、投資、お金が儲かる、宗教の勧誘など。
新しい環境で、とても良くしてもらったり、尊敬できる先輩と思って、ふと気を許した瞬間に、それはやってきます。
もちろん用心深すぎても人生を楽しめませんので、新しく知り合う人を過度に警戒する必要はありませんが、相手を信頼しかけた瞬間に「とんでもない手段で、とんでもない勧誘をされる可能性がある」ということをしっかり覚えておきましょう。
二人だけの食事だと思ってでかけてたら、知らない人もいて、がっちり勧誘される。
安請け合いしたがために、何度も何度も誘われる。
相手を気遣ってあいまいな言葉で断ったつもりが、受け入れたと捉えられて話を進められる。
これ、本当にアルアルの話です。
そういう勧誘をする人はいわばその道のプロです。対してこちらは初心者。あれ?と思ってから、一人で太刀打ちするのは困難です。できるだけ早く、古くからの友達や、信頼できる上司、家族に相談しましょう。相談が遅くなればなるほど、事態はややこしく、ストレスは増していきます。自分がどこかでへましたとしても、相談することを恥ずかしく思う必要はありません。誰でもあることです。
「私は騙されない」とか「私は人を見る目がある」と考えること自体が危険です。ひどい勧誘に引っかかってしまう人も、詐欺にひっかかる人も、みんなそう思っているのに、つけこまれてしまうのです。
20代、30代は一応大人ですが、経験値はまだまだです。それは自分が40代、50代になれば「確かにそうだな」と思います。
失敗しても、恥をかいても、いいです。やばい勧誘が世の中にあふれている事、そして自分にもふりかかる可能性があることをしっかり意識しておきましょう。
誰も、やりたくない事はする必要はありませんし、出したくないお金を支払う必要もないのです。それは目先の一時の気まずさの回避よりも、全然大切な事です。
次回は、仕事中に起きる、些細なひっかかる事について書きたいと思います。
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