初めて会社員になる君へ#4-1お誘い

今コロナで、接待や忘年会が中止になっています。そういう場が嫌いな人、苦手な人にとってはラッキーです。「今の時期は難しいですよね」オーラを出したり、それでもまだ誘ってくる人には「コロナが収まってから」とあっさり断ることができます。

会社員になると色々な所から、色々なお誘いがありますが、2つの視点で見ると考えがすっきりします。

一つ目の視点は誘う側の動機です。「誘う」という積極的な行為には必ず動機があります。

①「新入社員の歓迎会を毎年しているから」とか「毎年うちの課では忘年会をしているから」といった定型的・習慣的なお誘い。

②取引先からのお誘いには「新しい担当さん(=あなた)と親しくなりたい」「商談を和やかにすすめたい」「詳しい情報を入手したい」「会社の経費で自分たちも飲み食いしたい」などの思惑(動機)があります。

③上司からのお誘いには「会社ではちょっと言いにくいことを飲みながら言いたい」「もっと親しくなって頼られたい」「奢ることで上司らしさを見せたい」などの動機。

④同僚や先輩からのお誘いには「親しくなりたい」「人数合わせ」「誘っとかないとかわいそうかな」「一応声かける?」「プライベートをあばきたい」「酔わせて色々しゃべらせたい」「自分の派閥に入れたい」など。

⑤立場に関係なく異性からのお誘いには「親しくなりたい」「付き合いたい」「都合のよい関係になりたい」などのいわゆる下心があります。

⑥稀に本当にあなたの事を心配し、無私の気持ちであなたを助けたいと思っている人からのお誘いもありますが、そのような場合でも助けるスキル・度量のある人は稀です。逆に問題を悪化させる可能性もありますから、基本的には既に信頼関係のある人に助けを求めるのがベターです。

⑦友人からの誘い。単純に「楽しい時間を過ごしたい」など。

お誘いの動機の殆どはこのどれかに当てはまるか、組み合わせの場合もあります。誘う人の人柄や普段の言動を見ていれば、誘う動機を察することは容易です。動機を察した上で次の視点は・・・

(つづく)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?