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【2次選考|総合試験の出題傾向】早稲田大学 地域探究・貢献入試



はじめに

この記事では、早稲田大学地域探究・貢献入試の2次選考(総合試験)の出題傾向について解説しています。初めてこの試験に挑戦する方でも理解しやすいよう、ポイントをわかりやすくまとめました。試験の形式や対策方法をしっかりと把握し、自信を持って試験に臨むための手助けとなれば幸いです。


01|総合試験の出題傾向

  • 大問数:2問(2021年度のみ3問)

  • 試験時間:120分

  • 出題内容:以下の2つのタイプの大問から構成されています。
    【Aタイプ】:課題レポートの自己評価 or 大学での学修計画
    【Bタイプ】:データ読み取り&解決策提示

  • 指定字数:毎年字数は異なりますが、概ね以下の字数です。
    【Aタイプ】:800字程度
    【Bタイプ】:1000字程度

  • 所要時間:各タイプの所要時間は以下の通りです。
    【Aタイプ】:45-50分
    【Bタイプ】:60-65分


02|【Aタイプ】の特徴と対策指針

【Aタイプ】の特徴

  • 【Aタイプ】では、提出した課題レポートや志望学部での学びたいことをテーマにした小論文が出題されます。

  • 年度によって内容は異なりますが、「課題レポートの自己評価」や「大学での学修計画」が主なテーマです。

  • 基本的に資料は出題されませんが、2023年度では、各学部のカリキュラム・ポリシーやアドミッション・ポリシーが資料として出題されました。


【Aタイプ】の対策指針

出題される可能性が高い2つのテーマに対して、以下のステップで対策を行いましょう。

  • STEP01|頻出の2つのテーマの原稿を作成する
    過去に複数回出題されている「課題レポートの自己評価」「大学での学修計画」の原稿を800字程度で作成します。余裕のある人は、2018年度に出題された「課題レポート作成後の取り組み」も作成できると良いでしょう。

  • STEP02|作成した原稿を暗記する
    STEP01で作成した原稿を暗記します。

  • STEP03|50分以内に原稿を書き終える練習をする
    【タイプA】の所要時間は45-50分が目安です。時間内に書き終える練習を繰り返しましょう。

  • ポイント
    2024年度(Chat GPTを利用した課題レポートの修正)や2021年度(コロナ禍における大学での学修計画)のように、イレギュラーな内容が出題された場合でも、上記の2タイプの原稿を応用することができます。


03|【Bタイプ】の特徴と対策指針

【Bタイプ】の特徴

  • 【Bタイプ】では、都道府県に関する統計データを読み取り、そのデータから分かることや地域が抱える課題の解決策を提示する問題が出題されます。

  • 過去問を3-5年分解いて、自分なりの文章構成の型を確立しましょう。


【Bタイプ】の対策指針

  • STEP01|2テーマ分の過去問(2年分)を解く
    まずは過去に出題された「人口」と「教育」のテーマについて、過去問を解いてみましょう。例えば、2024年度の「人口」と2022年度の「教育」の問題に取り組みます。この段階では時間を気にせず、最後まで書き切ることを意識してください。

  • STEP02|添削
    過去問を解いたら、必ず添削を受けましょう。ただし、早稲田大学は総合試験の解答例を公表しておらず、また、地域探究・貢献入試は総合型選抜に該当するため、一般入試用の赤本・青本には掲載されていない点に留意する必要があります。弊塾では、過去年度すべての総合試験の解答例の販、および添削サポートを行っていますので、必要に応じてご活用ください。

  • STEP03|追加で2テーマ分の過去問(2年分)を解く
    STEP 1で解いた過去問に追加して、さらに2テーマ分の過去問を解いてみましょう。例えば、2023年度の「人口」と2018年度の「教育」の問題に取り組みます。各テーマの過去問を2回ずつ(計4年分)解くことで、問題形式に慣れることができます。

  • STEP04|解いた過去問を復習する
    これまでに解いた過去問を復習し、同じテーマで構いませんので、繰り返し書く練習を行いましょう。【Bタイプ】の所要時間は60-65分です。復習することで、文章構成や論理展開のポイントをしっかりと身につけることができます。時間の許す方は他年度の過去問にも取り組むことをおすすめします。


04|地域探究・貢献入試の過去問

早稲田大学が公開する、地域探究・貢献入試の過去問のリンクを掲載します。こちらのリンクから直接PDFファイルにアクセスし、過去問を確認することができます。総合試験対策にお役立てください。


おわりに

この記事では、早稲田大学地域探究・貢献入試の2次選考(総合試験)の出題傾向と対策方法を解説しました。皆さんが効果的な準備を行い、自信を持って試験に臨めるよう願っています。質問やアドバイスが必要な場合は、ぜひコメントやお問い合わせをお寄せください。

総合試験の添削サポートをご希望の方は、下記のホームページよりお申し込みください。


2次選考(総合試験)の解答例をお求めの方はこちらをご覧ください。


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