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謎解きの一夜漬け

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先週観た舞台。今敏監督のアニメが原作の『東京ゴッドファーザーズ』。ありがたくお誘いを受けたので足を運んだのだけど、かなり観応えがあった。メインキャラの3人が全員ハマってたな〜。特にミユキ役の夏子さん。あのアニメ独特のテンポ感も、かなり近い形で舞台表現に落ちていたような気がする。

あと新国立劇場に初めて行ったんだけど、造りに驚いたな。舞台の前後を客席で挟み、観客が役者を囲い込んで観賞する構造。そこまで演劇に明るくないけど(明るくないから?)新鮮だった。

友人に勧めもあって、先週の『アメトーーク』を観た。普段は気になる企画のときだけチェックするような感じなんだけど、今回の「生きづらい芸人」はタイトルからシンパシーを感じずにはいられなかったので、頭の片隅に残ってしまっていた。

内容はその名の通りで、世の中に対して感じているさまざまな「生きづらさ」を発表していくものなんだけど、まあ共感度の高いこと。そういう「生きづらさ」を生み出す思考を理解してくれる人が周囲に少ないので、『アメトーーク』史上最高くらいの爽快感だった。

特に刺さったのが、GAG福井さんのエピソード。「久しぶりに大阪の先輩たちと仕事するとき、その先輩たちは自分がまだトークもままならない“お笑い赤ちゃん”だった頃のことを知っている存在だから、その場では当時のように黙ってしまう」っていうの、めちゃくちゃわかる。

自分も、たとえば小・中・高・大学時代の各フェーズごとで、分人のように性格や集団内でのキャラクターが少しずつ異なっているという自覚がある(それが年齢を重ねるにつれて“進化”しているのかはわからないけど)。で、どれだけいま現在の人格が確立されていたとしても、中学時代のクラスメイトに会えば確実に当時の人格が呼び戻される。呼び戻されるというか、自ら戻らざるを得ない気分にさせられるのだ。半ば強迫観念に近い。変わってしまっていることへの照れや恥にも近いあの感覚は、たしかに「生きづらさ」と表現できそうだ。

ただ、そうやって過去の人格へ一度戻ってしまうと、その最中は案外悪くない時間だったりする。いまの自分とは違う別の魂を下ろしてるみたいで、新鮮だし楽しい。もしかしたらこの感覚こそが、「同窓会」の醍醐味の1つなんじゃないかとふと思った。

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何度か行っている好きなハンバーガー屋さん。全然気づかなかったけどグラスがマーベルグッズだった。もっと好き。

そういえば昨日、やっと『謎検』を受けた。気づいたら受験期限が迫っていて、せっかく買った対策問題集も前日に1/3解いただけで本番に臨む羽目になった。謎解きにも一夜漬けってあるのかよ。

結果が明日(今日)の夜ごろまでにはわかるらしい。結果がどうだったらどうで、どんな評価の仕方なのかもよく知らないですが。満点だったらDaiGoの弟にでもしてくれるのかな。


スキをしてくれるとたまに韻を踏みます。