あまっか流 車内録音のススメ

昼夜逆転のプロ、あまっかです。今回は女声の練習環境において、車内録音が優れていることを紹介したいと思います。あくまで自己流として個人的見解を述べさせていただくため、参考程度でお読みください。

女声の死活問題

女声の死活問題。それは、『そもそも女声が出せない環境にいること』です。女声を嗜む人間において、これほど耐えがたいことはありません。

具体的には住居の問題。単身のマンション住まいだったり、宅録ブースがあったり、女声に理解のある家庭ならばいいのですが、女声を出す人間がみんな優れた住居を持っているわけではありません。実家暮らしの状態で女声を出そうものなら、大抵の場合は怒られるか、最悪の場合は家から追い出されます。(私はニートであることが原因で家から追い出されたことがありますが)

しかしこの住居の問題はそう簡単に改善できないのが現状です。改善するには『お金によって住居を確保し、環境を良くしていく』のが順当であり、生活困窮者自立支援法があるにしろ、生活保護法があるにしろ、ただ何もせずに住居が手に入ることはまずありません。

そこで登場するのが車です。

そもそも車がないとなったときは、人の通りが少ない場所やカラオケ、究極としてはファッションホテルで練習してください。

あまっかの女声が生まれたわけ

私の場合は親のお下がりとして軽自動車を貰えたので、そういった意味ではなかなか恵まれている環境だったのだと思います。だからといって、車を手に入れた初日から女声を始めたわけではありません。その前に、車を手に入れた頃は、女声を本格的に練習していなかったのです。

私の経験談を話すと長くなるので端的に説明しますと、私は新米(底辺)プログラマーとして、客先常駐の業務をこなしていました。しかし、人当たりの悪い担当者とトラブルを起こしてしまい、精神がズタボロの中、車の中で現実逃避のために女声を出す。これが女声を始めたきっかけです。好きな女性声優の声を真似したかったわけでもなければ、ボイスチャットアプリで男を釣りたかったわけでもない。ただ女として思考を持っていれば、少しは許されると思ったのです。

そこから私の人生は変わっていきました。女声を出してからも数週間は客先常駐が続きましたが、車での行き帰りがとても楽しかったのです。なぜならば、ここで自分の女性的人格を作り上げ、会話を繰り広げていたのですから。実態は単なる独り言なのですが、自分自身だからこそ、自分の意見を肯定してくれて、心の支えになっていたのです。

それからというもの、客先常駐が終わって、適応障害を抱えて仕事を辞めても、職業訓練を自主退校しても、パートを1日で辞めても、ニートであっても、ずっとずっと、車内では女声での会話が続いていました。

こうして、私の女声は形成されていったのです。

少し補足しますと、車を手に入れる2年前から女声は始めていて、スマホでの録音をしていました。ただ、その録音行為が定着したのは、紛れもなく車内録音をしてからのことです。

どうして車内録音がオススメなの?

簡単な話です。女声が出せる環境だからです。死活問題を最低限解消しているようなものです。

ひとりで乗っている分には基本的に女声を聞かれることはありません。(ただし、余程大きな声や喘ぎ声、信号待ちでの停車時は外に聞こえてしまいます)

ただ、問題を挙げるとすれば、エンジン音やクーラー音によって、録音するときのノイズが大きくなってしまう点です。少しでも改善したいのであれば、胸ポケットのあるシャツを買い、録音しているスマホを胸ポケットに入れてしまいます。こうすることで、比較的ノイズを減らすことができます。また、音の原因となるクーラーやカーオーディオは切ってしまいます。(夏場や冬場は無理しないように)

あまっかが実際にやっている車内録音の流れ

現在あまっかが実際にやっている車内録音の流れを説明します。長年の経験が蓄積されたものであるため、非常に有益かもしれないですよ。用意するものはこちら。

用意するもの
・車(防音性の高いものやデッドニングを施した車が望ましいが、そんな欲はかいていられない。自分は軽自動車)
・スマホ(録音アプリを入れる。オススメは『簡単ボイスレコーダー』)
・シャツ(胸ポケットにスマホが入れられるもの)

あると良いもの
・モバイルバッテリーまたケーブル(スマホのバッテリーが消耗しやすいため、大容量のモバイルバッテリーや充電用のケーブルがあると安心)
・イヤホン(高音質で聴きたい、またはスピーカーで流したくないとき)

案外どうでもいいもの
・車用ハンズフリー機器(持ってないけど、録音できるといいね?)
・ドライブレコーダー(関係ないけど、録音機能は切っておかないと社会的に詰む)

録音ファイルの名前は日付が望ましい。

まず、録音スタートしたときに日付と時刻、それから目的地を説明する。あくまで一例として。「7月17日 金曜日 3時54分 買い出しで【スーパー】に行きます」

録音ファイルの冒頭で説明しておくと、音声編集のときや記憶を辿るときに重宝する。

それから出発。私の場合は挨拶が行われる。「どうも~【本垢の名前】です! どうも~ どうも~」順番は女声、男声、女声の繰り返し。

挨拶を取り入れておくと、声の変化に気づけるようになるため、自分で考えて取り入れると良い。

そこからは到着するまではフリートーク。

注意点としては、

当たり前だけど運転中にスマホをいじらない。信号待ちでもダメ。
・喘ぎ声や奇声を発するときは十分に注意する。
・楽しく会話をする。

車内録音の要領が掴めてくると、女声を出したときの調子でコンディションが分かるようになる。あまりに酷いときは女声が出ないなど。

さいごに

今回は『あまっか流 車内録音のススメ』ということで、女声の死活問題である『女声を出す環境』で車がオススメなことを解説しました。まあ一番は単身で防音施工のコンクリート造マンションがいいんですけどね。(RC造とSRC造に防音性の違いはないそうですよ)それが厳しいなら、カラオケ、ファッションホテル(場合によっては田舎にあるような一戸建てのモーテルなら多少の声は平気)なんてのもあります。そこまでするなら順当に働いて、宅録ブースを導入しろって話なんですけど。

女声をしている人間がそう簡単にできるわけない、というのが実情なんです。

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