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Dialogue Drawingの感想

先日、野村佳代さんのDialogue Drawingを受けました。


なぜ?と問われたとするならば、“今受けたい”と強く思ったから。

今の自分の状態をいつか見返せるようにしたい、それを佳代さんの絵で残せるのならそれがいい、という想いと、今の私が佳代さんにどんなふうに見え、どんな色や形で描かれるのかを知りたい、という強烈な興味と…

なにより、“今の自分”を目の前で描いてもらえるということに、とてもワクワクしたんです。


きっかけ


そもそものきっかけは、対話を仕事にしたいと思い、Instagramで「対話」と検索してみたことでした。

そこで佳代さんを見つけ、絵に惹かれ、言葉に引き込まれ…

昨年末、過去のカレンダー作品をいただける機会があり、手元に届いたカレンダーに描かれた絵や文字に魅了されました。


その直後、1月に新宿で展示をやると知りました。

今は北海道にお住まいで、いつか旅行がてら会いに行けたらいいな、なんて思っていたので、こんなチャンスがあるなんて!と驚きました。

さらにそこでDialogue Drawingを受けられると知り、「これは!」と思ったんです。



正直、お金に余裕はないので、迷いました。

でも金額でははかれないほど自分にとってすごく大きな意味があると思い、申し込みました。

受けてみて


対話をしながらその場で絵を描いてくれるとわかってはいたけれど、いざ目の前で動き出した筆を見て、衝撃を受けました。


自分の話したことが、目の前で形になっていく
というのが、初めての経験でした。


とても印象的だったのが、葉っぱのモチーフが描かれたあとに色が重ねられ、まったく違うものになっていったこと。

話していく中で変わっていくというライブペインティングならではの即興性を目の当たりにし、興奮を隠せませんでした。



佳代さんからの問いに答えている間の、自分の中に潜っていくような感覚はもちろん、佳代さんが手を動かしている間の沈黙もまた豊かで。


どんな絵になるのだろう。未知で掴めなくて気になるけれど、でも同時に終わらないでほしいと願う自分もいる。


不思議な体験でした。


完成した絵を見せてもらい、どんなイメージや意図でこの絵が完成したのかを聞かせてもらいました。

ずっと反転した状態で見ていたので、自分に向けられた絵を見たとき、さっきまで見ていたものとは違うもののように感じられました。


今の私の、対極のものがぶつかり合い混在する様、そこから生まれる葛藤と、その先にある希望が描かれていました。



いずれ昇華するときが来る

そう思わせてくれる絵でした。


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数年後に振り返ったとき、記憶だけでは薄れてしまうことが、絵ならば薄れることなく見返せる。色鮮やかに蘇る。

そのことが、ものすごく嬉しいことだなぁと。


生まれ直しつつある今、Dialogue Drawingを受けられてよかった!


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