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生理をつらいと言えなかった

生理のつらさって、案外言えてなかったなぁと気づきました。

ピルを飲むようになってから経血の量も生理痛も減ったのですが、今回は珍しくかなり重たくて、ピルを飲んでいなかった頃を思い出しました。


大学生の頃、当時の恋人とディズニーに行った日に生理が被ってしまい、大変だった記憶が蘇ってきて。

その日のことをあれこれ思い返していたら、自分の振る舞いに引っかかる感覚がありました。

彼は私の体調を何度も気にかけてくれたのですが、私の口から出るのは「待たせてごめんね」「大丈夫だから!」といった言葉ばかり。

自分の調子や気持ちがどうかではなく、「相手に申し訳ない」「心配をかけないように」ということばかり考えていました。


でも実際は、しんどかった。

動けないわけではないけれど、どうしたって万全ではなくて、思うように楽しめない。

そして身体的なしんどさ以上に、精神的なしんどさがありました。

せっかくのディズニーを心から楽しめないもどかしさや、彼に気を遣わせてしまう申し訳なさ、生理が被ってしまったことへの腹立たしさ

本音の本音は、

くそっ!!しんどいわ!!

でした。

でも相手に心配をかけないよう、空気を暗くしないよう、明るく笑顔で振る舞っていました。


ディズニーに限らず、恋人に対して「今の体調はこんな感じ」などと情報共有はしていました。

私としても状況を知ってもらえた方が楽だったし、相手としても今の状況や“どうしてほしいか”がわからないと困るよなぁと思ってのことでした。

それ自体はしないより良かったと思うのですが、自分の気持ちはスルーしていたのか…と、今になってようやく気づきました。


「つらい」「しんどい」って言ってもよかったのに、それを言う選択肢が当時の私にはなかったんだと思います。

でも、生理のときに本当に求めているのって、ただただ「つらい!」ってことを吐き出して、それをわかってもらうことな気がして。

「理由とか原因とか知らん!つらいもんはつらいんじゃ!!

という、理屈抜きの感じ。


男性が生理のことを理解しようとしてくれるのはもちろん嬉しいしありがたいけれど、もしかしたら「理解してもらえるようにちゃんと説明しなきゃ」って、頭で考える女性が増えていたりするのかもしれないな、と。

それも必要だと思うけれど、それはつらくないときにやればよくて、つらいときはただただ「つらい!」って言えたらいいなって思いました。

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