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今の私に必要なのは「好きにならない力」

先日YouTubeの動画を見て、「今私に必要なのはむしろ逆だな」と思いました。


私が見たのは、新R25チャンネルで前田裕二さんが「好きになる力」について話している動画でした。

新時代のオピニオンリーダーをゲストに招き、これからの時代で活躍するビジネスパーソンに求められる普遍的なスキルについて議論する新番組「新時代のユニバーサルスキル」。

今回のゲストはSHOWROOM代表・前田裕二さん。前田さんが提唱してくれたユニバーサルスキルは「好きになる力」。インタビューの前編では、前田さんが「好きになる力」の威力を実感した新卒時代のエピソードや、「好きになる力」を身につけるためのヒントをお届けします。

概要欄より

前田さんが新卒時代にしていた清掃の方とのやりとりなどがとても面白く、後編まで楽しく拝見しました。

「確かに好きになる力って大事だな」と思わせる説得力や、あくまで技術として体系的に認識し伝える部分がとても勉強になりました。


ただ今日の本題は動画の内容そのものではなく、この動画を見た上で私が何を感じたかです。

一言でいうと、「自分は好きになる力を無自覚に鍛えてきたから、今はむしろ好きを抑制する力を身につけるときなのかも」です。


こう言ってしまうと「私はできていたんだぞ」と自慢しているように聞こえてしまうかもしれませんが、私の感覚としては生存戦略というか、なんらかの要因によって必然的に鍛えられたものなんだと思います。

身につけざるを得なかった、という感じ。

なぜそうだったのかも今後考えていきたいですが、とにかくこの動画を見たとき、「私がやってきたことってこういうことだったのか!!」と説明してもらった気分になりました。

そして、それを自分が息をするようにやっていたことに気づきました。


動画の中で前田さんが、「好きになる力がつきすぎて面接が下手になった。全員採用したくなる」というようなことを言っていました。

誰に対してもいいところを見つけられることの弊害。

それを聞いて、かつての私もそれに近かったんだと。


会社を辞めて社会から離れるまで、常に大人数と接する環境にいました。

好きになる力のおかげで物事がスムーズに進んだこともたくさんあったけれど、周りからは八方美人と言われたり、自分自身みんなにニコニコしていて自分の本心がわからなくなりました。

「Aさんはちょっと嫌われているけど、こんな一面もあって私は好き

という感じで、周囲の認識と自分の認識がズレていることが多々ありました。


誰にでもいいところを見出せる自分は結構好きでしたが、その分「合わない人と距離をとる」という経験を積んできませんでした。

誰でも受け入れてしまうから、知らず知らずのうちにエネルギーを消耗することもあったと思います。

こう在りたいと望む自分に近づくには、より良い影響を受けられる人との関わりを選ぶことも必要。

距離感を調整する力が鍛えられていないことに気づくことができました。


好きになる力を意識的に発揮する。場合によっては発揮しない

これからは使い方を工夫していこうと思います。


今回見た動画は “有益な情報を得るタイプ” のものだと思うので、こんな形で自分に関する気づきを得られて驚いています。

どんなところにも、自分と向き合うきっかけはあるんだなぁ。


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