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異性ってだけで無条件に仲良くできないのがいやだから、本人に直接聞いてみた

前提を揃えるって大事だな、と思っています。

新たな人間関係が生まれるとき、相手が望んでいることと自分のそれが違うと、どうしたってお互いハッピーにはなれないから、なるべく早い段階でずれを小さくできたらいいなと思っていて。

今回は、そんな私の小さな戦いについてです。

これは、どういうやつだ?

先日、複数人の場で少し話した人から、「色々話を聞いてみたいから電話できないか」と言われました。

私に興味を持ってくれたのは嬉しかったし、私もいろんな人の話を聞いてみたいと思っているから、最初は「嬉しい!電話したい!」と思いました。

でも、ここで問題がひとつ。

相手は男性で、私は女性(あんまり女性と思われたくはないけれど、まあ客観的に見たら女性です)。

以前会ったときに恋人がいるという話はしなかったから、“恋愛的な進展も視野に入れたお誘い”の可能性もゼロじゃないかも…?という不安がよぎりました。

〈私流 言葉の定義〉

恋愛的な進展

…恋人関係になりたいと思い、そこに向けて関係性を深めていくこと

視野に入れた誘い
…今後そうなる可能性を含んでいる状態での誘い

そう考える背景

人間関係の最初は、〈恋愛的な進展を視野に入れた誘い〉と〈入れていない誘い〉のどちらかだと思います(あくまで最初の話)。

マッチングアプリでの出会いは、基本的に恋愛的な進展という前提が揃っているから、話が早い

私は、自分のことも相手のことも性別関係なく人として認識している感覚が強いので、仲良くなりたいと感じたら「もっと知りたい!」と思います。

そのときに、恋愛的な進展は視野に入れていません。

でも、それは私側の話で、相手はちがったということが何度もありました。それがすごくもどかしくて。

相手にとっては恋愛関係に進展するかどうかの検討の機会だったのに、私はそのつもりで関わっていないとわかるとがっかりされたり、私に興味を持っていたのは進展するかもしれないからであって、可能性がないとわかると関わり方が変わったり…

そんな背景から、私との関わりの先になにを見据えているのかがわからない状態を怖いと感じていました。

えーい、聞いてしまえ!

私は相手のことを知りたいけれど、相手がどういうスタンスかわからない。

電話をしないことも考えましたが、異性というだけで関わりに制限をかけることにも、相手に確認せず憶測で判断することにもうんざりしていたので、直接聞いてみることにしました。

「こんなこと聞くのもあれなんだけど…この電話のお誘いは…えっと…恋愛的な進展を視野に入れたやつ…?だとしたら恋人がいるから、期待に沿えない…から、早めに言っておきたくて…みたいな…」

ゴニョゴニョと歯切れ悪く、なんとか聞きました。

相手は驚いていたようでしたが真剣に答えてくれて、結果的に恋愛的な進展を視野に入れていないとわかった状態でお互いの話をすることができました。

前提を揃えられたんです。

なにが言いたいかというと

前提が揃うと、「そんなつもりじゃなかったのに」ということがなくなります。

しかも、「相手はどういうつもりなんだろう…」と不安になることなく、その瞬間の会話や空気感を楽しめるなぁと。

それが、私にはとんでもなく嬉しくて。


ただ純粋に、知りたいことを聞いて、興味を持ってくれたことについて話す。

それだけのことで、それだけだからこそ、心が満たされると強く感じました。


状況にはよるけれど、やっぱり私は、恋愛的な進展抜きで人と仲良くなりたい

性別関係なく、ただ一緒につくる時間を楽しみたい

それが不可能じゃないということを彼が教えてくれたので、これからも自分の理想を諦めずに生きていこうと思います。

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