ぽっけのなか

(これは、少し前に恋愛真っ只中の自分が書いて下書きに隠していたもの)

今日は付き合ってから初めて一緒に食事をした。
もう結婚している年上の同期の女の子おすすめのお店を2人で聞いて、そこへ行った。

お店の中では、美味しく食べて、おしゃべりをした。
いつもより距離が近かったし、いままで頑張って作っていた壁が取っ払われてやっとこの距離になれるんだという実感があった。
付き合うことになった電車の中の話。
どこからがお互いにダメなラインか。(こちらは、サシはNG。お互いがされて嫌なことはしない。という結論に至った。)
恋愛と稽古はちゃんと分けて両立させるという話。
お金をちゃんと考える話。(無駄な飲み会には参加しないというお互いの考えが一緒だった。)
実は嫌だった恋敵への嫉妬の話。
年末年始の過ごし方の話。
お土産の話。
私の誕生日のお祝いに焼肉に行く話。
家族の反応の話。
などなどいろいろ話した。照れ臭さはあった。

お店を出たら、寒かった。
「夜寒いってことは。。。」
といたずらっぽい彼に言われて、手を繋いだ。
恋人繋ぎをして、いつもの帰り道を歩いた。
信号で、彼のポッケの中に手を入れて繋いだ。
書いてるだけでにやけちゃう。
少し酔ってるせいなのか、彼はすごく私への好きが溢れ出ていた。
私も同じく溢れ出ていた。やっとのことだったから。

どういうところを好きになったのか、お互いに話した。
タバコを吸って、右利きであることを悔やみ、将来結婚して街頭インタビューで「妻のために左でタバコをすえるようにしました。」って言ったら面白いねなんて話して、実は彼が変態であることを知り、好きになったら一途なんだと仕切りにアピールされ、私もアピールし、とにかくお互いにやっと恋人になれたことへの喜びが溢れていた。
電車の中でも手を繋いだ。

意外とくっつくことが好きな彼と、意外とシャイな私。
いいバランスかもしれない。

ただ、彼の私に対する好きがあまりにもダダ漏れであったことが逆に心配にもなった。これが無くなる時がくるかもしれないのだということが怖くなった。そんなことを考えてしまう自分が少し嫌になる。

それでも私は彼と恋人になれたことが幸せで仕方がない。
彼といろいろなことがしたいと心から思う。
今感じている不安は、過去の恋愛のトラウマもあるだろう。余計なことは考えず、今目の前にいる彼を思っていたい。
こんなに自分が好きな人と付き合うことが幸せなんだと実感する。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?