3ヶ月ぶりにキミから貰った手紙を読んだ 輝いていたわたしたち 夜深くに話した声と記憶が蘇る もうないはずなのに鮮明に覚えている あの時の感情は永遠なのだと思った 白い部屋。意外と広かったみたい 一緒にいた時は狭かったね 「引っ越しちゃったけど、綺麗だったよねあの部屋」 「君の方が綺麗だったよ」 泣いちゃった ずっと一緒にいたかった 今なら居られるのにな。2年前のキミとなら きっとわたし、すべてが合うはず。 あの日見た景色はずっと色褪せないまま 心と体に刻まれてる。
独りの夜を過ごす度にあの日々を思い出す。 ただひたすら幸せに溢れた日々で お互いを求め合うことで2人の孤独を満たしていた おはようからおやすみまでを通して 全てを知った気になっていたきみを 今はもうそばに感じることは出来ない。 一時の夢だったのだと思う。 過去に書いた詩を読み返す。 そこには心から笑っているわたしが居た。 ただそばに居て、それだけで幸せだと思える 純粋な気持ちのわたしが。 今はどうだ 黒く染った視界と心は闇から抜け出せず ただ泣くことしか出来なくなってしまっ
わたしがあからさまに忙したてているのは きみを考える暇を作りたくなかったからで、 余計なことを考えなくていいほど忙しかったら 鳴らない携帯のことなど気にもしない。 休みの日にも仕事を入れ できるだけ空いた時間を作らないようにした。 わかってる。 きみがわたしより、何より大切にするものがあること。 残りわずかな時間を過ごしていること。 それでも求めてしまうわたしは つくづく自分のことしか考えられない幼稚な人間だと思った。 朝。 少し明るくなった空を見上げる。 そこには半分に割
彼に抱かれるしか脳のないわたしは今日も想う。 まだ目覚めぬ彼を横にそっと抜け出した布団は形を保っていて今そこにいた事実を残す。ゆっくりと離れればそこには冷えた現実が手を広げてわたしを包み込んだ。甘い夢が覚めた。鞄を手に取ったわたしは家を後にした。 これで終わりにするはずだったのに、困ってしまった心は光る画面に目をやってしまった。 「帰ってきて」 もう行くことのないと誓ったはずの腕の中にまた迷い込むわたしは眠った。 永遠に、彼の腕の中で。
ふわふわの白い肌にほんのりピンクのチークを乗せて ちゅるちゅるの黒い髪をふたつに括る ヘッドドレスをつけて胸元にはたくさんのレースを 身に纏いチュールのパニエを履いているきみは すぐにでも飛んでいけそうな、そんなかんじ。 儚いを代表する白をとことん身に着けている姿は まるで天使のようだと思う。 触れたら溶けてしまう 風に吹かれたら飛んでいってしまう 目を離した隙にいなくなってしまいそうな 小さいきみはまるでぼくの天使だと思った。 はじめてみた時から感じていたあの感情は 間違
心に余裕がなくなった時 まとまってもいない言葉をそのままぶつけてしまう。 さみしくなった時 わたし以外の存在を疑ってしまう。 悪いところなんてたくさんあるのに それでも一緒にいたいと言ってくれる。 未熟なわたしを抱き寄せてくれる。 そんなところがだいすきで、どこか距離を感じる時もあった。 抗えない気持ちには素直に、感情は抑えて。 あなたに似合う女の子に。 いつか来てしまうなくなる日まで。 そばにいて。 そばにいるよ。 だいすきだよ。
「あの人かっこいい」 「優しくてめっちゃタイプかも」 なんて自分にとっての”都合いいフィルター” をかけ追いかける。 理想と違えば愚痴る。都合いいんですよね。 でもそれくらいがいいのかもしれない。 好きな人がいます。でもきっと届きません。 恋ってそれくらいがちょうどいい その人の”なか”を知った時のショックは大きいですから。 時間を共にするにつれて見えるもの、 それが現実。 良くも悪くも本当で真実。 じゃあ、”夢は夢のままで”いたほうが幸せじゃないですか?
好きという最大のエゴを与え 相手を縛っておこうなんて 甘すぎて胸焼けがする どれだけ寄り添っていても血の繋がりのない他人同士が分かり合えるはずもなく日々すれ違っていくことを止められない。過ごした時間と愛は簡単に比例しないことなど解っているのに甘い言葉を信じたくなってしまう。乙女心は蝕む。かけた自尊心を満たすために抱かれるだけの夜も悪くはなかった。それだけで得られるものもあるのだから。偽物の愛、偽愛。ここが天国なのかと思いたかった。目を覚ました場所は程遠く、赤くて黒かった。ドロ
眠りについたわたしは夢を見る。 きみとの日々、甘い記憶、遠い日のこと しがないわたしの一生の夢だった 出会いは一年前 知らない地を一人歩くわたしを 守るように話しかけてくれたのがきっかけ。 知らないはずなのにまるですべて知っているような そんな感覚に襲われた。 そこからわたしたちは互いを求めあうようになった。 遠い日の約束もしたね。 確かにあの時はふたり、同じ気持ちのはずだったのに きみはどこか過去を見てる気がした。 未来しか見えなかったわたしは 離したらふらっと過去に飲
わたしが見つめる先のきみは どこか遠くを見てる気がした。 白昼夢。夢心地だった。 地に足がつくはずもなくふわふわと浮かんでる。 宙ぶらりん 揺られているわたしはきみの言葉など ひとつも聞こえなかった。 手足に力が入らなくなる 夢に堕ちていくのがわかった。 頭の中で流れる曲 オルゴール。 大好きだったもの 全てが今、 蘇ってピンクに染っていた。まさに夢だった。 わたあめになった頭の中をいちごみるくで溶かした 全て流れ落ちていった。 滴る液体はきみの足元にも届いていたみたいだっ
どうして私がよく写真とか動画を撮るのか きみに聞かれたことがあったね その時はちゃんと伝えられなかったから 今、伝えるね。 わたしは人よりも少し忘れっぽくてね 友達と話しててもよく そうだったっけってなる でもきみと話したことや行った場所を その程度で忘れてしまいたくなくて 記憶を記録するために撮ってたんだよ 好きって言い合ったあの日の夜も ごめんねって泣いた朝も お昼に手を繋いで歩いた道も場所も体温も 全部大切で忘れてしまいたくなかったの だから機械の力を借りていたの 記
薄れてゆく意識の中で君の夢を見る 甘い言葉に騙されて脳は犯されていた。 溶けちゃうくらい甘い恋がしたくて とろけるほど死にたくなった。 弱い自分を隠すために着ていた長袖は いつの間にか腕に絡まっていて捲れなかった。 恋は毒を以て独を制す。 心は刺されて腫れる。触れられるほど虚しくなる。 近づくほど遠くなる距離は ずっと縮められなかった。 確かに2人はココに居たのに 空になった心の中は まるでおもちゃをなくした子供のように静かで 寂しかった。 部屋ももぬけの殻だった。
悪夢をみて目が覚めた。 まだ朝の3時半だったけどそばにいてくれたきみが やさしく心を抱いてくれたから落ち着けたよ その後も一時間ごとに起きてしまったけど ずっとそばにいてくれてありがとね。 甘やかされた心は痛みを忘れ幻覚を見る この関係が崩れたときわたしは麻痺していた痛みを 思い出して崩壊を迎える つらいけど永遠なんて存在しないからさ その時になる前に沢山伝えたいことがあるよ もしきみがわたしの世界から消える時は 1番 最低な姿でいなくなってね わたしが思い出したくもなら
あれほど わたしの事どうでもいいんだね って言ってたけどそうじゃないこと知ってるよ。 わたしが勝手に落ち込んでても 寄り添ってくれてたし 連絡取りたくなくて消えた時だって 繋がってたもの全てにメッセージくれて 心配してくれたんだよ。 何も悪くないのにごめんねまで言って 繋がりが切れたかまで必死に調べて、落ち込んで それが嬉しかったんだよ。死ぬほど愛を感じたの 今朝、防災アラートが鳴ったの 訓練なんだけどね その音聞いて真っ先に心配してくれたの 名前呼んで大丈夫?って 余計な
きみとすごしたこの3日間はとても刹那で 瞬きしたらなくなっちゃって 脆かった。 あれほど楽しみにしていたはずなのに 実際はほとんど覚えてなくて 72時間もあったはずなのに、頭で覚えているのは 触れ合っていたほんの一部だけで悲しかった。 きみに触れた夜はとても薄くて、 それなのに0.03mmの壁が大きかった。 首につけた小さな跡は 奇跡的にハートの形をしていて それも運命だと思いたかった あ、あとね わざと見える位置につけたんだよ 一生私のモノっていうしるしが欲しくて 頑張った
ねえ知ってる? ”好き”は呪いだよ 君のこと知るまでは普通に過ごせていた日常も 出逢ってしまったあの日から全て変わったんだよ 死にたいと思って生きていたあの日々でさえ キラキラ輝いて見えたから これは魔法だと思った でもね、魔法って呪いだった。 いつからか分からないけどわたしは君に取り憑いてて、何もかもが狂ってしまったんだ。 幸せだった毎日も笑えなくなるほど消えたくなった。それでも逢いたいって思ってしまうから呪いなんだよ ちょうど1年前の今日 君が居なかったらわたしは自殺