【読書記録】2023年5月
今月の読書記録です。連休があったことやずっとタスクとして抱えていた卒論の修正が終わったことなどにより、比較的たくさん読むことが出来たと思います。
ビジネス
『仮説思考: BCG流問題発見・解決の発想法』内田和成
かなり一般向けに書かれた平易なビジネス書だな、という印象を受けた。仮説思考を用いて問題発見と問題解決をするまでのフローが、具体例を多数交えて書かれていた。先月読んだ『考える技術・書く技術』がかなり抽象度が高く、主に現職のコンサルタント向けに書かれていたのとは対照的。
『入社1年目の教科書』岩瀬大輔
3つの原則と50の具体的な指針が示されている。健康を重視したり、同期付き合いはほどほどに社外の人と付き合うようにしたり、意識的に既にやっている内容がほとんどだった。新しい発見は、上司にもフィードバックをするべきという内容。指摘を頂いたときには、「こういう指摘がこういうことに役立った!」と伝えるようにしたい。
『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』高松智史
『入社1年目の教科書』と比較し、コンサル向け且つ抽象的で、難易度の高いtipsが多く記載されていた。1年目に意識すべきこと、2年目に意識すべきこと、と年次ごとに分けて書かれていたが、3年目に意識すべきことについてはあまり腹落ち感がないので業務への解像度を上げて再読必要。
現象学
『現象学の理念(まんが学術文庫)』須賀原洋行
フッサールの『現象学の理念』を漫画で説明したもの。1時間程度で読めて、エポケーや内在などフッサール現象学を読むための用語がちょっとわかったような気分になれた。
小説
『なんとなく、クリスタル』田中康夫
「千駄木まで一枚の千代紙を買いに行く。その気力を大切にしたかった。」
現代におけるZ世代の"コト消費"の価値観を予言したような記述が多々あり、印象に残った。
雑誌・その他
『ユリイカ 2021年2月号 特集=坂元裕二』
大学時代に「花束みたいな恋をした」についてゼミで取り上げて以来、坂元裕二監督のことが気になってて積んでいた本。これまで観てきた作品と照らして、「あの演出はこういう意図だったのか!」と手品の種明かしを楽しむ感覚で楽しんだ。
以上です。
6月も引き続き、様々なジャンルの本を少しずつでも読んでいきたいです。良かったら、ジャンル問わずおすすめの本を教えてください……!!
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