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マウスピース考2/対象:103basso A-type




やあ、あまぎつねである。

皆元気に過ごしているだろうか。
いよいよ本格的な秋ということで、あまぎつねは先日、毎年恒例のソロホルンガチキャンプを達成出来てほくほくである。



さて、設計原案を提出したマウスピースがようやく完成した。またメインチューニング管とBB/CCバッソチューニング管も現在製作中とのことで、来月6日に工房さんの方へ出向き試奏を行う運びとなった。


こちらは工房さんから送られてきたメッキ加工前の画像である。(背景にはモザイク処理をした)
正直なところワクワクがとまらない。


今回、マウスピースに対してネジ固定式ダブルシャンク加工を施してもらった。
一見して特殊な加工かと思われる方もいるかと思うが、構造は非常にシンプルなので一般的なマウスピースへの追加工も可能かもしれない。いくら掛かるかはご自身で問い合わせて欲しい。工房さんの紹介はTwitterのDMのみにて受け付けるつもりだ。


して加工の目的は前々回の記事で述べた"伝導率の向上"と"物理的負荷の軽減"の2点である。
一般的なマウスピースに適応させるなら前者のみが大きなメリットとして考えられるが、リーフレックのように抵抗の増加や音色の変化、音自体の遠達性にも効果も期待出来る。
なので今皆さんが考えているよりもっと身近で簡易的な加工だと思って捉えて欲しいと言うところが本音である。
更に言及すれば、これは低音域だけに働くものではなく全ての音域に渡って恩恵を受けることができる。個人的には高音プレイヤーにもおすすめしたい。


という訳でマウスピース関連についての報告はとりあえずのところ以上である。



他の替え管プロジェクトは、試奏で細かなピッチや吹奏感の確認、調整を行った後に枝管の製作へ移行するとのこと。
替え管についても全て私あまぎつね自らが設計原案を書き出したのだが、やはり実際に製作を生業としている方から詳細を修正してもらわねばならない。楽器というのは生身の人間が演奏するので、机上の計算値だけで設計すると誤差が生じてしまう。そういった面で私は専門知識と熟練の技、経験を信じている。




納品されるのは非常に(滅茶苦茶狂おしいほど)楽しみであるが、戦いはまだ終わらない。寧ろ納品してからが本戦である。吹きこなすまでには長期の訓練が必要だ。
それは設計に要した5ヶ月を軽く超えるだろう。

今のところの方針としては何らかの形で練習の過程を記録しようかと考えている。需要に関係無くYouTubeライブ等で配信しても良いかもしれない。メンタルのトレーニングにもなる。サボり防止にも。



という訳で近況報告のようになってしまったが、以上である。

次回の更新はBFH考の続編を考えている。





それでは、また。


あまぎつねがお送り申した。


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