見出し画像

滲み出てくる「素人感」の理由

昨年末あたりから【 自作曲投稿 】を
しておりますが、やはり今まで挙げた
どの曲を聴いても、音の「素人感」
隠せないほど滲み出ている事が分かる。
お聴き頂いてる方でも、フル視聴に
耐えられた方は少ないかもしれない。

この悲しいほどの素人感の理由として
以前の投稿でも触れましたが、単純に
プロに近い音にするまで音像を磨く
技術が伸びなかった
事が理由の一つ。
特にイコライジングとマスタリング。

楽器奏者だけやってる人、プレイヤー
なんかはここら辺は気にしなくていい
ところだけど、自分一人で作るなら
コンポーズだけじゃなくアレンジの
バリエーションを増やさないと
いけないし、同時にイコライジングや
マスタリングも覚えないといけない。
とはいえ、マスタリングはフリーの
マスタリング専門のエンジニアに
任せるのも手だし、専門性の高い
ジャンルと言えます。

一方でマスタリング、ミキシングの
前に個々のトラックの音をシェイプ
して固定するのは作る側の役割なので
トラック・パートごとのイコライ
ジングの知識はDTMやるなら必須

言えるし、それがマスター出来ないと
いつまで経っても「素人の音」のまま。

あと、俺は曲を作ってた当時は2mix
トラック自体にコンプレッサーと
リミッターを直掛けしててっぺんを
クリッピングしないとこに決めた上で
コンプ掛けまくって、俗に言う
「真っ黒な」アウトプットにしてたが、
本来そんなやり方はタブーだし、
これはエレクトロなどの影響から。

本来は各楽器、各音色のパートごとに
強調する音域を決めてイコライジング
した上で、トータルでクリップしない
ぐらいの音圧レベルでバランスを取り、
最後にコンプを掛けるべきところを、
要はサボってたんですね。そんなん
やってられんってなって。そこが俺の
限界だった訳です。

それともう一つ、これも以前の投稿で
書いた内容と被るけど、そもそも
曲を自作する他の人たちって、この
クオリティの段階では完成品として
公表しないんですよ。要はちゃんと
音像までプロレベルに達した作品じゃ
ないと公表しない
。一方で、俺は
未完成品をもうこれ以上出来ませんと
言って公開してる状態なので他の人と
比べて「素人感」が強く感じられる
のは当然なんですよね。

始めから、もしくはちょっとの試行
錯誤でプロレベルの音像まで出来て
しまう人もいる。そういうのは本当に
「センス」の問題だと思う。ここは
はっきり言って勝負にならない。
ただ大多数の人はそんなセンスは
無いので、努力してプロレベル、
つまり商品として納品可能な音像に
引き上げてから表に出てきている

そして、そこまで到達出来なかった
人の多くは、俺と違って未完成品は
世に出さないまま、諦めちゃうん
だよな。
でも俺は、とりあえず
出来たところまででも出しゃいい
じゃんって思う。自分に求める
理想が高い人ほど完成度を重要視
して、作品を多産出来ないとか、
そもそも世に公表出来ない傾向に
あるようだが、妥協出来るラインを
探ることも大人になるためには
必要な事だと思うんで、とりあえず
出してみればいい。素人感を
恥ずかしがってちゃいけませんよ。

・・・もちろん、恥ずかしいけどねw

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?