見出し画像

映画「NO 選挙, NO LIFE」鑑賞レポ

また映画を観てきたんでレポ記事
書きます。今回観たのは選挙報道
ルポライターの畠山理仁さんの
取材を追ったドキュメント映画
「NO 選挙, NO LIFE」です。
観に行った映画館はJR東中野駅から
すぐにある単館系ドキュメンタリーに
強いポレポレ東中野

僕は今の令和の世の中に生きてる
とは思えないぐらいの超絶アナログ
人間でして映画のトレンドもネットで
調べるよりも映画館に行ってチラシを
見て知る方が圧倒的に多いです。で、
今回の映画は先日「JFK/新証言」と
いう映画を観た際に映画館に置いて
あったチラシで知った次第。
ちなみにポレポレ東中野自体は
過去に何度も観に行ったことが
ある映画館です。

入り口にポスター

この畠山さんというルポライター
さんがどうしてドキュメンタリーで
取り上げられるかというと、その
取材方針、ポリシーが「立候補者
全員に直にコメントを取る」という
ハードなもので、かつそれを実践
する為に様々な犠牲を払ってると
いう事。本来あるべき取材の理想
だと思うけど、それを実践すると
当然持ち出しは増えるし原稿料
だけじゃ赤が出る。商売の仕方と
しては失敗なんだけど、信条が
勝るからこのやり方を続けてる。
そこにこの畠山さんの「クレイジー」
が出てるんですよ。

一方で、その畠山さんが魅力に
取り憑かれた選挙、国政地方
問わずだけど、立候補者も
同様に「クレイジー」が多いん
だよね。大手の国政政党なんかは
完全に商売でやってるし、候補者も
主義主張でメシを食ってる。その
裏には利権を引っ張ってくるという
実利の部分が強く絡んでくる。一方で
俗にいう泡沫候補(映画内ではその
表現はしていない)っていうのは、
自分の生活を投げ打ってでも叶えたい
理想がある。ほぼワンイシューと
言っていいだろう。そうじゃない人は
マジで考えがまとまってない人が
多い印象。

選挙報道でメシを食うなら大手の
国政政党だけを扱ってりゃいいし、
その外側にまで手を広げたら
「効率が悪い」。でも、本来
安くない供託金を払ってまで
自分の信条を叶えるために選挙に
出る候補者も公平に扱うべきだ
というのは至極真っ当なこと。

ただ、その「クレイジー」な
候補者まで全て拾い上げられるのは、
効率無視、生活投げ打ってでも
取材する「クレイジー」な
ライターしか居ない。両方の
生き様を描いたドキュメント
なんだけど、ある意味良心に
任せた負担を個人のクレイジーさに
丸投げしちゃっていいのか?
ってのは観てて強く感じた。一方で、
じゃあ誰がそれにカネ出すんだよ
っていう質問には答えなんか
出せないけどさ。

綺麗事を言ってるつもりが、
その向こうに綺麗事じゃ
済まされない世界が見えてくる。
何だろ、取り憑かれたような
場所な気がする。選挙権がある
以上は選挙は行くべきだと思うし、
俺は投票券届いたら期日前投票を
利用してでも毎回投票に行っている。
でも、そこから一歩踏み込んで
自分もプレイヤー側になって
みようと思ったら簡単には
抜け出せない底なし沼があるん
だろうなと思います。そういう
クレイジーな世界を垣間見る
ことが出来ました。


で、映画鑑賞後、せっかく東中野に
来たので久しぶりに「松本湯」
行こうと思い、駅から5分以上かな。
歩いて銭湯「松本湯」に行って
きました。相変わらず激混み。
ただ、一般の銭湯だけどここは
若いお客さんが多い。サウナが名物。

東西線落合駅近く、14時オープン
銭湯のマスコットでもあるスッポンモドキ

入浴後はメシを食おうとJRの駅まで戻り、
出口からすぐの「大盛軒」にて鉄板焼き
ライス付きを注文。しばらく来ないうちに
ラーメンやらなくなったっぽい。それでも
湯上がりにガツンと肉盛りがいい感じ。
映画→ 銭湯サウナ→ メシという充実の
フルコースでした。

新宿寄りの出口を出てすぐ
見た目以上に食べ応えのある鉄板焼き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?