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バスケトピック(24年11月3週)

米NBA・レイカーズ所属の八村選手が、日本代表に対して苦言を呈した問題について。個人的には「言いたい事は分かるけど、それを言っちゃおしめえじゃねえの?」って思いました。

特にNBAで顕著(目立つよう)な気がするんだが、スター選手の方がコーチ陣はおろかチームフロントよりも立場が上になる状況ってあるじゃん。俺は正直そういうの好きじゃない。すげえ有能でチームの勝利に直結出来る選手だからと言って、増長していいという話じゃないだろ。

俺は別にハチに対してどうこう言うつもりはない。ただ日本でプレーしてた頃からずっと特別扱いされてきたのも知ってるし、今やチームメイトとして間近でレブロンの振る舞いを見てるから、そういう考え方になるのは避けられなかったんだろうなとは思う。

今回のコメントで、彼は濁しに濁しまくって言ってるけど、要するに「俺と同格以下の奴に指図される覚えはない」という事でしょ。で、JBAや日本バスケでその格のコーチやスタッフを用意するのは無理だって承知した上で言ってるんだろうから、実質「もう呼ばれても行きません」と宣言してる訳ですよ。

例え今からJBAが男子代表のホーバスHCを契約解除したところで、ハチは二度と代表には参加しないって思ってた方がいいだろうし、ハチという攻撃の要を失った前提でこれから新たな日本代表を構築していかないといけないと、今回の声明を見て思った。しゃーないやろ。



で、今現在BリーグB1は代表戦に向けてバイウィーク(休止期間)に入っているが、強化合宿参加者は当初の半分近くという寂しいもの。推測でしかないが、かなり多くの選手が代表よりリーグ戦優先でコンディション調整に入るために参加辞退をしたと思っていいだろう。それも事情は、分からんでもないよ。

女子と違ってプロなんだから、(金銭的)補償のない代表活動なんてデメリットと評価する選手(と所属するチーム)が居てもおかしくはない。そこも含めて代表でさえ、「儲かる仕組み」にしないと回らないという事になるんですよね。名誉で腹は満たせない。

で、BリーグB1は現時点で7節14試合は消化してるのかな。シーズン日程の2割強を消化した事になる。地区ごとの勢力図もおおよそ見えてきてるが、それにしても怪我人は多いし、外国籍の契約はコロコロ変わる。そして日本人選手の新規のレンタル移籍もちらほら。

小規模なコンディション不良まで見たらキリがないが、結構重傷の選手も出てきてるのは、毎年ながら気分悪い。特に秋田の赤穂とか、今シーズンアウトどころか下手したら後遺症残るレベルの怪我でしょ。怖いわぁ。マジな話バスケ選手には受け身の練習もしてほしい。受け身取れないシチュもあるだろうけど、受け身取れてれば防げる怪我もあるだろうからさ。



で、移籍に関して。チームスポーツってのは適材適所なので、より選手の輝ける場所へ移るのは喜ぶべきところだが、個人昇格なんて稀も稀で、降格がほとんど。

特に最近は栄枯盛衰的な時の流れの残酷さを感じてしまうなあ。長年B1で見てきた外国籍選手が、ある意味順当にB1→B2、B2→B3とカテゴリを落とし、フル契約からスポット契約になっていく。

かつて日本代表として五輪にも(3人制で)出たアイラ・ブラウンがB2福岡にスポット移籍。いよいよ来たなって感じ。まあ福岡としても開幕時には帰化選手としてウィルを獲ったものの、ほとんど稼働せず契約解除。こんな序盤に諦める訳にもいかないという事で、広島と契約切れたタイミングで引き抜くことになったんだろう。佐賀が動いてたかどうかは不明だが。

そしてB3に目をやると、いつの間にか5勝も挙げてる金沢。どうしたのかと思い調べてみると、いつの間にか元B1京都等のケビン・コッツァーが加入してた。まだ日本人選手がだいぶ弱いとはいえ、チームの軸が一本通ったのがデカい。こういう往年の選手がまだ頑張ってる姿を見るのは、何年も同じリーグを追い続ける醍醐味だよね。

 

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