#一日一本あいうえお作文チャレンジ 第二集

文章力向上のためにTwitterで始めた「 #一日一本あいうえお作文チャレンジ 」という作詩遊びのまとめです。

あ行～わ行を一周する度に上げていきます。

ルール

・一日に一回、あいうえお作文で詩を作る
・あ行から始めてループさせる
・飽きるか思いつかなくなるまで続ける
・意味は多少バラバラでもいい
・同じ言葉の書き出しは使用しない

12月24日 あ行

大方、波も立てず生きていれば
得られると思っていたのだろう
生み出すことに価値を見出した
息吹を自覚しろ、自分の中の鼓動が目を覚ます
朝を待っている

・備考
二周目になったので「あ→お」の順を「お→あ」に逆転することに。
クリスマスイブだったので、買い物に出た時に見た「家族で過ごすクリスマスへの憧れ」をテーマのベースにしています。
「お」が先頭に来たことで副詞から書き出してよくなったので、今後順番入れ替えはガンガンやるかも……

12月25日 か行

子どもの頃は夢見てた
経験したことのない
苦難とその先の光
今日もまた誰かがこの空の
彼方を目指す、そしていつか自分も

・備考
作詩および作詞の賞を調べ出して作成を始めたので、自分なりの決意表明。
今年は本当に日の目を見る活動がしたい……

12月26日 さ行

注がれるのは
せせらぐ音色に乗せられた
素の気持ち、その内面を
詞が形作る
さあ、歌おう

・備考
テーマはストレートに「歌」
詩を考えた時、最も関連性のある歌そのものを表現しようと思い立った。
今のとこ一番シンプルな文面になってるかも。

12月27日(出遅れて28日) た行

通り過ぎていく
手が届かなかった夢も
潰えてしまった望みも
地に埋もれていく
太陽に見つけられることもなく

・備考
2020年はやりたいと思ってできていないことばかりだったという反省と自戒を込めて。
楽しいことも多かったけど、基本的にその裏で鬱屈してばかりの一年でした。
今年こそ太陽に至りたい。

12月28日 な行

野に咲く花でいられたら
眠る度に見る悪夢から
抜け出す恐怖はなかったかもしれない
人間でいられるから抱くジレンマ
なぜこうも世界は僕を試すのか

・備考
この日はマジで夢見が悪かったので、なんだったら夢なんて見られない方が楽に生きられるかもという気持ちを率直に吐き出したもの。
定期的に何か(毎回変わる、ゾンビだったり影だったり警察だったり悪人だったり)に見つめられて追いかけられる夢を見ているのですが、目覚めた時の言い知れぬ不安感で生きてるか死んでるかがわからなくなる……

12月29日 は行

綻びを感じる、新たな未来の
片鱗か、それとも
不吉を呼び込む間隙か
火に覆われるさだめだというならせめて
花の芽吹きであればよいが

・備考
テーマは「将来設計」
この日は2021年にやりたいことのロードマップを描いてました。
目標は「文芸で一門の人物になる」こと。
本当に希望があるかはともかく、せめて自分くらいは可能性を信じようという心構えを冒頭に込めてます。

12月30日 ま行

もういくつ寝るとお正月
めくるカレンダーもあと一枚
向こうに何を築く？
未来に何を描く？
まずはやり残したものを終わらせよう

・備考
テーマは「大掃除をやれ」
……まあ、それ以上言うこともないわけですが。
ちなみに終わりませんでしたｗ

12月31日 や行＋わ

我が意を通せぬ年になるかもしれない
寄ってくる海岸線を走り抜くために
行く手は決して阻ませない
やがて来る転換点に辿り着くために

・備考
大掃除から開き直って来年の抱負。
シンプルな表現が続いたから、転換点とかはもう少しひねればよかったかな、というのは昨年最後の反省。

1月1日 ら行

篭絡された
輪廻も
類似のジレンマからも抜け出して
連鎖する
雷鳴を轟かす

・備考
字面のかっこよさに全振り。
……プラス、ら行で使える言葉が意外に限られていると感じたので、使い方に悩みそうなものをざっとリストアップして選出。
もう辞書引くようにするかな……