見出し画像

ジャージですけど、なにか問題でも?~つれズレずいひつ

どうも。
つれズレなるまま、勝手気ままに書いてます。

 人気作家の浅田次郎先生が書いたエッセイ集「ま、いっか。」(集英社文庫刊)の中に、「梅春の憂鬱」と題したものが収録されています。

 著者が作家としてメジャーになる前、色々な仕事をなさっていたみたいですが、その仕事の中でアパレル業界でも働いていたそうです。そしてアパレル業界でのエピソードが紹介されていました。
 この業界では、年明けと2月から本格的な春までの間は悩ましい季節だそうです。この季節に店頭に並べられているものを「梅春物」と言いて、これが、プロパー価格が通用する期間が短い、色が薄いので汚れる等々で取り扱いが難しいのだそうです。そしてこの難儀な「梅春物」を売るコツについて書かれているのですが、この話の中でファッション界のブランド「アルマーニ」に触れた箇所がありました。
 アルマーニの美的思想は「シンプル」でその思想が黒という色になったそうである。
 
 で、ちょっと話が関係内容で関係する話に飛びます。
 先日テレビニュースで「80・50問題」という特集を見たのですが、「80・50問題」ってみなさんご存知ですか?
 情報に聡いみなさんならご存知かもしれませんが、初めてこの言葉を聞く方に対して大雑把に説明すると、「今40代~50代の引きこもりが増えて、その親が70代~80代になって、経済的や精神的に限界を迎えて社会問題になっている」ことです。
 そして番組でこのような家庭を取材していましたが、取材された引きこもりになってしまった男性が着用していた、”ジャージ”だったのです。
 それを見た家人は「わ~っ、あなたにそっくり」と言いました。
 そうです。私の寝間着兼、普段着兼、外出着兼、制服etc.はジャージ。そして、ある意味、朝から晩まで部屋に閉じこもってモニターを見ています。
 
 私が日ごろ心がけている(できる、できないは別として心がけです)のは 「シンプル」
 アルマーニだってシンプルな黒。それに有名なアップルの創業者であるスティーブ・ジョブズも黒色のタートルネックとジーンズ姿がトレードマークだったじゃないですか。
 私も毎日、何を着るか悩まないように「ジャージ」なんです。しかし、ジョブズみたいに生産性のあることをしているかと問われれば・・・・・。
  答えに窮する(;^ω^)

 しかし、「80・50問題」ですが、私もちょうど当てはまる世代なんで、他人事じゃないです。引きこもりから脱して働けるようになることが、みんなの幸せにつながるのですが。うーむ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?