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儲からない咲洲メガソーラー、不適切な設置場所、入札2社はいつこの現地を視察したのだろうか?(方角間違い修正後です)


前田大阪市議が撮影したものを引用
前田市議のツイッターを引用

先日大阪市議団が現地咲洲メガソーラーへ視察へ行ったそうだ。その際の画像が上記の添付画像となる。大阪湾は西向きか南向きの立地。そして海沿い海沿いとは聞いていたが海沿いからパネル設置されてる場所までがこんなに距離が近いのかとこの画像を見て驚いた。

なぜならメガソーラーのパネルは海=塩に弱く塩害被害と言って海風から運ばれてくる空気には微量の塩分が含まれており、パネルだけでなく、電線や屋根、エアコンの室外機までもがこびりついた塩のせいですぐにダメになってしまうのだ。なので普通は塩害対応と言って直接機械に塩がこびりつかないように一手間施し室外機や電線などを設置するのが通常だ。

ところがこの太陽光パネルには塩害対策の一手間を施す事はできない。なぜなら直接パネルに当たる太陽の光を遮ってしまい発電効率を大幅に落としてしまうからだ。

ただこの咲洲付近は幸い北向きに面した湾である事から

設置付近のGoogleの位置

南面に多く設置されてる事が伺えた(そりゃそうかw)

※先程方角がよく分からず北向きか東向きと記載してしまいましたので訂正します。

しかし設置してまだ8年程度で残り12年もあるというのにこの草ボーボーの様子を見る限り通常の太陽光実施場所ではない事はよくわかる。

また海を背に設置したとしても塩害被害は受けるためどのみち20年持つといわれてるパネルだがこまめな清掃は勿論の事、3〜4年周期でパネルを交換しなければならない状況に変わりはない。


メガソーラーの売電収入の計算式

上記は太陽光発電事業を計画するときに使う計算式である。これ以上もこれ以外もない。大手も中堅も住宅屋も一般家庭もこのオーソドックスな計算式を使い投資対効果を予め算段するのだ。

全面南向きで塩害被害がゼロの通常シュミレーション

これは上記の一般計算式に咲洲メガソーラーの売電シュミレーションをエクセルにあててみただけのものである。敷地面積から逆算し最大2.4Mまで設置できると見込んで入札に参加した2社の企業はシュミレーションを立てたのだろうか?

投資回数のシュミレーション

ジャーナリストの山口敬之さんが投資金額は6億?と動画で説明してたような気がするので、このシュミレーションに6億をあてた。利回りが12.4%なのでおよそ8年弱で投資した金額を回収しその後は利益と見込んだ通常立地の案件だと思ったんだろうか?

ここで最大の疑問が出た。あの2社は入札予定地のあの現場を“いつ”確認したんだろう?現地を見たら入札をしようとは思わない。なぜなら海が近すぎるため、パネル交換頻度が頻繁に発生するメンテナンスコストが上乗せされこのシュミレーションはただの絵に描いた餅で終わるからだ。

ちょっと計算ができない今回のシュミレーション

全面南向き設置が前提の太陽光。日照時間に差がでるのは予め想定できる話だが実際のところの売電収入はいくらなのか本当に気になる。

現実の投資回収はいくらなのか?

こうなると8年弱で回収できるはずだった咲洲メガソーラーへの参入に雲行きが怪しくなってしまう。。20年契約のものを下手したら20年かけて回収するビジネスに誰が参入するのだろうか。。

日光エナジーと伸和工業は入札前に現地を視察したんだろうか?それとも入札後に視察したんだろうか?もし入札前に視察した企業であればあの敷地の賃借料がタダでもやらないだろう。流石にもっといい立地は探せば日本中あるからだ。

というよりもただの中小企業であるあの2社に6億も7億もドブに捨てれるほどの利益剰余金でもあったなら話は別だがだからといってここに投資はしないだろう


<考察>咲洲メガソーラーに参入する投資メリットはないという事

上記の計算は全てエクセルで5分10分もあれば算出ができるもの。ただの中小企業である伸和工業と日光エナジー開発は何のメリットを得るために入札に参入したのだろうか?

⑴大阪市のメガソーラー参入施工実績という行政工事の看板が欲しかったのだろうか?
⑵それともどこかの大手企業からパネルなどの設備品を無償提供を受けれるとかいうホワイトナイトでもいたのだろうか?

また咲洲は元々の大阪市の事業計画だと太陽光ではない新エネルギーの設備を計画していたと議事録で明らかになっておりそもそも大阪市職員であればあの場所がメガソーラーに適さない場所である事を十分に知っていた可能性だってある。それがメガソーラーに変更となった経緯は?橋下徹の強いこだわりからの変更だったと議事録があったとかなかったとかSNSで出回っている。

黒塗りの箇所がメガソーラー設置場所

やはり噂されてる【誰かさん】からの特別ご招待によるものだったんだろうか?
だから参入が2社限定?😅

以上、立地から逆算した咲洲メガソーラーの事業計画の矛盾を考察してみました。

いずれにしても私は2013年に1年間だけ会社員時代にこの太陽光ビジネスの立ち上げに関わった経験からの憶測でしか考察できないのだが、当時からも太陽光はFIT価格ありきのビジネスモデルであり遅かれ早かれ廃れるビジネスである事は十分理解していたためあんなものに手を出す気持ちがさっぱりわからない派である。しかもだ。FITがあろうがなかろうが太陽光設備にはメンテや適度な交換が必要でありシュミレーション通りの事業計画に至らない率の方が高い。ところがこの国はあれから10年も経ちFIT価格も大幅に値下げされてるというのに太陽光太陽光と政治家が音頭をとっているという恐ろしい程バカで無知で利権優先の4流以下国家に成り下がってしまってる。

少しでも太陽光の現実を理解してもらうため、太陽光に関係する現在の問題点には今後も注意深く注視し喚起していく上での発信を引き続き行っていこうと思っている。

そのためのこの程度の知見でよければ協力も惜しまないつもりです。私はメガソーラーなんぞ日本にはいらないと思っているので。建設中止に追い込めるものは中止に追い込むべきである。


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