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アマビエが考えるジャンプ幼女


生身の人間が10人いれば異なる10対の乳房がある わけでそれらはなんとか型で何カップでどのくらい柔ら かくてなどでは全然説明が足りず、実際は形容しようと 思えばいくらでも掘り下げることができる極めて主観的 で動的な実存だ。

しかし私たち男達はあたかも牛丼屋の小盛り並盛り 大盛りのように或はファーストフード店の商品名のよう に簡略化した情報で伝達することが多い。
漫画業界でも幼女キャラクターの薄い胸、セクシー キャラクターの肩が凝りそうな胸など煽られる欲望と反 した貧しい語彙にみる想像力の欠損が悲しいが開きな おって漫画市場で伝達されている「巨乳」と「幼女」の 相対性を考えた。

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陰と陽でいえば漫画における巨乳は陽に分類され る。
リッチだから、夢があるから等の大きい胸を良しとする 理由は資本主義的なものがマッチする。
少年ジャンプは胸の大きい女たちが多く登場する日 本の最も大きな少年漫画雑誌である。
昔はそうでもなかったが近年、同誌に胸の大きい女性 が登場する頻度と徹底ぶりは目を見張るものがあり不 都合なものをしらみ潰している政治家のそれに似る。
実際、幼女の容姿を持つキャラクターの人気が国民 的に高いのは深夜アニメなどをみれば明らかなのだ。
巨乳だらけの誌面と説明するのも物議を醸すだろう が、逆に仮にジャンプが貧乳で溢れていたとしたら幼 児ポルノみたいな罪深いビジュアルの雑誌になってい るだろう。

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夕食どきにお茶の間でアニメが放映されるのが漫画 の代表的な成功モデルである。 しかしそこで児童ポルノを連想させる作品をテレビ放 映するのは無理というものだ。
宮崎勤によって日本が受けたトラウマはテレビ会社 にはまだあるはずだし自由度が高いネット配信をする にしても幼女ポルノの罪の深さは世界的に深すぎる。 だが陰のカテゴリー入るような、貧乳、童顔、幼女と いった後ろめたい要素がさりげなく練り込まれたスマホ ゲームや深夜アニメが癒しのコンテンツとして成功して いる。

幼女キャラクターの裾野が広い人気が伺える大成功し た近年のキラーコンテンツの例として、スマホにダウン ロードして遊ぶゲームのウマ娘や深夜アニメのまどか マギカが挙げられる。 両者ともポルノ感は薄いが媚びたアニメ顔そのものが 卑猥な萌え絵である。 さらに女性のユーザーも多いようだ。 ロリコン的な嗜好が市井では市民権を獲得しているの だ。 ロリコンとは現実的で建前と本音の折り合いが着いて いる人達なのかもしれない。 胸が大きい女性の方が小さい女性より好きだ、という 分かりやすいマジョリティの姿勢を見せればロリ八分 のリスクは減る。
少年漫画の巨乳は混沌を匿う重要な秩序だ。

「われわれロリコン業界は、見た目の美は別物として あって、それと人間的魅力は別だ」画家の会田誠氏は インタビューで述べている。

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