歴史を感じ、未来を想う。

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それはとても美しい時間だった。

解体工事の安全祈願祭及び、ありがとう緑水園、というイベントを今朝実施したところ、工事関係者及び町の関係者にお集まりいただいたのだけど、その内6名は今回解体することになるマリンポートホテル海士の別館すなわち「旧・緑水園」で勤務されていた方にお越し頂けた。

後程、ご自身でも当時の思い出を語ることになられた村尾宮司の、静かに、しかし力強い祝詞が響き渡る時間があり、お祓いの後には約半世紀前に埋め込まれた定礎板をバールではがして、中に封されたタイムカプセルとも言えるような書類や写真に歓声があがった。

写真を撮影してくれた太田くんも、この定礎板が役割を終えて外されたとき、僕自身も中が既に寂しい状態となった建物へ向けたお祓いがされた瞬間、それぞれに感極まる場面があったみたい。

昼ごはんの時間帯に開催させて頂いた、ありがとう緑水園というイベント内では、先輩の皆さま方より一言ずつ当時の思い出を語っていただき、46年間という時間の重み、そして何よりも今回を機にした未来へのエールを皆さま全員から頂く場面となった。

たまたまこの時代、この局面でのバトンを僕らが受け取らせて頂くことになった、この機会の稀有さ、責任と期待を、しっかりと、しっかりと噛みしめさせてもらいつつ、新しい挑戦への力を、力強く頂いた、温かな一日となった。この日に向けて本当にたくさんの方が昼夜を問わずご尽力頂いたことに、この時点でひとまずの感謝をさせて頂きたい。

そして50年前と、50年後を同時に感じられる「いま」がある豊かさに感謝。

写真:太田章彦

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