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解体から創造へ。

レストランにカウンターが造られた。天井が姿を見せ始めた。工事が明らかに次のフェーズへと入り始めた。同じ1行程だとしても、運営側からすると、いよいよ、という気持ちが生まれ始める。

大好きな、尊敬する俳人が教えてくれたことがある。
「あつし、つくるって漢字は3つあるよな。どういう違いかわかるか?」
「うーん。作る。創る。・・・造る、あたりっすかね。違い・・・?」

当時この答がわからなかったのだけども、今こうして設計者によって作図され、職人たちの手と道具によって造られていく備品の数々。そして創り出されるレストラン、という存在。目の前で明らかにつくられていくプロセスを見て、彼の言っている意味が腑に落ちる。

ひとの手によって作られる図面。さらに道具を使って造られる品々。それによって新しく創られる価値。そんな違いが日本語ってあるらしい。このプロセスを丁寧にくみとる日本人の言葉の美しさをこの現場で感じることができた。

写真:太田章彦

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