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泊まれるジオパークの拠点「Entô」2周年!

2023年7月1日。Entôとして産声をあげてまる2年が経ちました。この記念すべき1日になんと自分は島にはいることができず・・・!大切な記念日に立ち合うことができませんでした・・・涙

とはいえ、スタッフ間の連絡用ツールや、直接のメッセージ、各種SNSから届いてくるEntôの様子は、それはもう格別な様子ばかりでした。ご来館いただいた皆様。今日という日にご宿泊いただいた皆様。ありがとうございました。そして、今日この日を共に彩りを加えて頂いた、地元のまるど(島のマルシェ企画)運営の皆さまに心から感謝申し上げます。

2年間を振り返ってみて

2年前の今日、それはそれは暑い1日でした。あっという間に感じるような気もするけれども、それよりもあの日が遠い遠い日のように思える感覚の方が強いかもしれません。

コロナ禍でのグランドオープンを迎えて、コロナ対応も常に念頭に置きながら試行錯誤の1年目。コロナが少しずつ下火になりつつ、たくさんのご注目をいただき、さらには新しいメンバーも加わって、会社としてたくさんのチャレンジを続けた2年目。この間に何度も帰ってきてくださったリピーターの皆さん。たくさんのご紹介や、いつも何かと見守り続けてくださった関係者の皆さまの存在が心から、心からありがたかったです。

2年目となったこの1年間は、現場で様々な葛藤や悩みの中で、それでも仮説をたてて、様々なチャレンジをしてくれた若手のリーダーたち、そして多様なスタッフの試行錯誤の1年でもありました。特にEntôだけはない他部署との連携・その中でのお互いのサポート、情報共有。こういった面でたくさんの苦労のうえに、成長と手ごたえも感じた1年でした。

3年目を迎えるにあたって。

1か月前の6月1日。Entôを運営する株式会社海士としての組織図の大きな更新を行いました。主にはこれまで事業統括として1つの部署として運営してきた島の観光業全般についてを、Entôを中心とした宿泊事業部・港の店舗運営を中心とした地域開発事業部という2つの部署に分けました。さらには新たに連携共創室というチームも新設。

そして弊社のミッション自体を見直し、新たに明文化を行いました。

「旅をきっかけに、豊かさを巡らせる。」

この土地における魅力の媒介者として、そして自然・営み・人間の価値をつなぐ媒介者として、Entôを中心にその役割を果たしていきたいと思います。

より地域に。そして世界へ。

この新しい体制の下、まだまだ可能性のあるこの地域そのものへより密着した、より連携した拠点となれるように。スタッフ1人1人がいち島民としてこの島の暮らしを十分に味わい、その魅力がにじみ出るような働き方ができるように。ますますの取組を続けたいと思います。

同時に、いよいよこの状況で世界へ向けて発信させて頂く機会が増えてきました。5月にはTOUCAからのご縁でイタリアで様々な国や機関の方へEntôをご紹介頂く機会に恵まれました。

5月、イタリアの南部ポリカという小さな村へ行ってきました。

今年はさらに別の機会でも他の国でEntôのことを紹介させて頂く機会が増えそうです。いよいよ隠岐ユネスコ世界ジオパークとして、そしてその拠点施設としての発信を世界へ向けて実行していきたいと思います。

まだまだ2歳から3歳になろうとしているよちよち歩きの段階ではありますが、それでも少しずつ少しずつわんぱくに、一歩一歩を踏み出す力強さをつけていく、そんな1年にしていければと願っています。

まずはこの2年間見守り続けてくださっている全ての方へ、本当にありがとうございます。3年目となるこの1年も引き続きどうぞ宜しくお願いします!

株式会社海士 代表
青山敦士

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