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とにかく、笑えれば。

僕は元々、結婚式の乾杯で倒れちゃうおかんの息子なわけでして。新婚のときに、自分の嫁さんと初めて一緒にお酒を呑もうとしてチューハイひと缶あけられずに二人で寝落ちしちゃうくらいの下戸なわけでして。

そんな僕がこの島に来ると、10年かけて生中を真っ赤なドヤ顔で空けられるようになりまして。島の酒も返杯を瀕死な状態で1度くらいは突き返せるようにはなりまして。家でもついに晩酌なるものにチャレンジしたくなったくらいの状態なんですけれども。

それだけお酒に弱い僕なのに、やっぱりこの島の直会(なおらい:本来神聖な言葉で、島では何かやりとげた後の打ち上げのこともそう呼んじゃう)は大好きなわけで。

そして、今日。

時間の長さは全く関係なく、パートナーとして共に全てを打ち込んできた相方の門出の直会。最後のつもりでもないから、結局いつもの馬鹿話になっちゃうし、仕事のことも話しちゃうのだけれども、どこかでちょっぴり次が少し先になることもわかっているから寂しさもぬぐえなくて。最後、星眺めながら一緒に歩いて帰る時間がやっぱり愛しかったなぁ。

大好きなウルフルズが歌ってる。
「最後に笑えれば。とにかく笑えれば。ハハハと笑えれば。」

朋の門出に、乾杯。

写真:太田章彦

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