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トレーナーになりたい訳ではないけれど、トレーニングは必要

こんにちは。天野です。

最近マネージャーとして予算に向き合ったり、スクラムマスターの成長のことを考えたり、組織へのアジャイル浸透などを考えたりしていて、トレーニングを作ろうかなという思考に至りました。

もともと自分は現場主義のスクラムマスターで「なるべく現場でチームと一緒に活動して、トレーニングは得意な人(トレーナー)に任せよう」という考えを持っていました。しかし、役割の変化や実現したいことを考えると、どうにもトレーニングを避けて通れなくなってきました。

今日はトレーニングについて今考えていることを書きたいと思います。


認定資格はコスパが悪い

もっとも正式かつ体系的なトレーニングは認定資格です。資格を持つ経験豊富なトレーナーが実施するのでとてもクオリティは高いです。しかし、組織のメンバーに広く受けてもらうには色々な意味でコスパが悪いです。

まず第一に費用が高いです。枠数が限られており、チーム全員で受けて共通認識の土台を作るのにも不向きです。実施頻度もまちまちで、受けたい時に受けられるとは限りません。

認定資格はどうしても資格ビジネスの側面があり、認定のプレミアムが価格に上乗せされてしまいます。そのため、組織の教育機能の外注先としては費用対効果が低いという評価になります。

認定資格は、今後組織内で指導的な役割を担う人を代表として送り込むような使い方にならざるを得ません。

組織に知識を行き渡らせるトレーニングが必要

自分はこれまで個別チームやせいぜい数チームくらいの現場で主に活動していたため、トレーニングは現場支援の延長で済ませることができていました。チームを立ち上げる時にミニセッションを開いたり、チームで疑問が生じた時にその場で教えれば良かったので。

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