1on1でどんなことを意識していて何を話しているのか
こんにちは。天野です。
最近の主な業務は何かと聞かれると、「ほぼ1on1しかしていません」と回答できそうなくらいには1on1ばかりしています。アジャイルコーチ&スクラムマスターのマネージャーとして、スクラムマスターが活躍できるよう支援することが自分の最も重要な責任だと考えています。そのための基本手段が1on1という位置付けになります。
マネジメントの文脈では数多く話題になる1on1について、スクラムマスターの育成という観点で自分が普段意識していること・具体的にどんな話をしているかを紹介します。
目的はメンバーの活躍に貢献すること
1on1の目的はピープルマネジメントや成長支援・コーチングなど色々な言い方ができますが、自分にとっての1on1の目的は「メンバーの活躍に貢献すること」だと考えています。
実際の1on1の時間では知識をインプットするために自分が多く話すこともあり、ほとんどメンバーが話すことを聞いているだけの時もあります。用いるスキルや関わり方は毎回異なりますが、「メンバーがスクラムマスターとして活躍するために、自分はどういう貢献ができるだろう?」と考えて主体的に関わるようにしています。そのためにできることは何でもします。
活躍する力を持った存在として大人扱いする
1on1をする以前の大前提として、新人でもベテランでも、これまでの経歴や経験年数によらず、全員をスクラムマスターとして活躍する潜在的な力を備えた存在だと認識します。
これはコーチングの文脈ではNCRWと呼ばれます。
牛尾さんの世界一流エンジニアの思考法でも、サーバントリーダーシップとして次のように語られています。
経験・知識に差はあっても、全員をスクラムマスターとして大人扱いすることをとても重視しています。
1on1で質問すること
前述の目的や前提を持って1on1の場に臨みます。冒頭で軽い雑談をした後は、基本的にはいつも同じことを質問しています。
「あなたを支援するために、どんな話ができると良いでしょうか?」
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ありがとうございます。書籍代に使ったり、僕の周りの人が少し幸せになる使い道を考えたいと思います。