52ヘルツのクジラたち
久しぶりに書いてみる。(笑)
今日はずっと見たかった52ヘルツのクジラたちの映画を見に行ってきました。
もうね、めちゃくちゃ泣いた。
Saucy Dogの曲も聴きたかったのもあるけど、
元々原作が気になってたのもあり、
やっと見に行けました。
今、自分が苦しい時期にあって、
もうどうしていいのか分からない毎日で、
誰に助けを求めてもいいのか分からなくて
ずっとひとりで泣いたりしてて。
今の状況と、52ヘルツのクジラたちに出てくる登場人物と比べたら全然私なんてって思うけど、
それでもなにか心にくるものがあって。
52ヘルツのクジラってよく聞くけど、どういう意味か分かってなくて、
今回初めて知った。
誰にも届かない声。
それを聞いてくれる人がいる。
それだけでどれだけ救われるか。
誰にも声が届かないことがどれだけ苦しいことなのか、
自分自身も52ヘルツのその声に、そのSOSに気づけていなくて、
追い込んでしまう言葉を発してしまうこと。
Saucy Dogさんの曲に「怪物たちよ」って曲があるけど、
この歌詞に「言葉はピストル」って歌詞があって、これもなにかそれと繋がるものがあるような気がしてしまった。きっと関係ないけども(笑)
家族は時には呪いになる。
その時は抜け出してもいい。
家族だから、って我慢や辛い思いをずっとしなきゃいけないことはないし、
自分の人生だから、家族に全てを捧げなくてもいい。
それだけじゃなくて、家族だからって言葉に呪われて自分を追い込んでしまわなくていいよってことなのかなって思う。
家族、性別、愛情。
社会の今の問題が露になってるような感じもした。
生きづらい人達がもっと生きやすい世界になってくれればと思う。
最近よく考えるのは、自分で自分の命に手をかける人たちのこと。
昔は、死んじゃったらもうどうにも出来ないのに、って思ってた。
でも、今ならその人たちの気持ちが分かる。
このままいなくなってしまいたい、そしたらこんなに悩むことも無くなるのに。希望が見えなくなったらもう生きてても仕方ないって思ってしまうのかなって考えてみている。
実際はわからないし、自分もこのまま電車に揺られてどこか行ってしまいたい、誰もいないところにって思うけど、自分の命に手をかけてしまうほどでは無い。
主題歌「この長い旅の中で」
すごく映画と合っていて、エンドロールでも泣いた。
「誰にも届かないSOS 透明人間な僕は」
「喉に使えてた言葉が そのまま命の叫びだ」
「心が軋む音がしたら クジラの声さ君に届くか」
この歌詞が元々好きだったけど、
映画見てもっと好きになった。
他にも沢山映画と繋がる部分があって
今聴いても泣いてしまうくらい。
今の自分も52ヘルツのクジラみたいに
自分の声がどこにも届いていない気がしていて
その中でも自分の声を聞こうとしてくれる人の存在に助けられている。
たとえ、ちゃんと届いていなくても、
聞こうとしてくれる人がいるだけでこんなにも救われることがあるんだと思った。
ひとりじゃないって思わせてくれる。
最後に、
この間、私の声を聞こうとしてくれた人に言われたこと。
「人の悪口や行動に敏感に反応してしまって、そのストレスを人一倍受ける代わりに、音楽から得られる感動も人一倍受けられるんだよ」
音楽の大切さにも気づいた今日この頃でした。
一日一日生きることに精一杯な今だけど、
もっと自由に生きられる日が来ることを信じて
前を向いて、私も人の声を聞けるような人間になりたいと思った。
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